外国人技能実習機構のHPより抜粋。
今回の水際対策での入国申請者数
・ベトナム国籍 :72,803 人/全体に占める割合 25,1%
・中国国籍 :64,994 人/全体に占める割合 21.7%
・インドネシア国籍:25,080 人/全体に占める割合 8,6%
https://www.otit.go.jp/files/user/220411-1852.pdf
検疫で陽性となる人も多いそうです。入国前のファストトラック手続きは済ませて起きたいですね。
実習生の宿舎を選ぶ際の注意点
実習生を受け入れる前に宿舎について確認しておきましょう。
2年以上ぶりだという企業さん、監理団体さんも少なくないと思います。
寝る場所は、1人につき4.5㎡(約3畳)以上を確保すること。
1人ずつ保管庫などを確保し、施錠が可能で持ち出しできないようにすること。
部屋の面積7分の1以上の採光できる窓があること。
暖房設備があること。
日勤、夜勤の技能実習生がいる場合は活動時間が違うため、寝室を別にすること。
上記は最低限の住居基準です。
これらを踏まえた上で、日本人でも心地よく住める住居を探しましょう。
寝室が個室であること
外国人技能実習生は、自国で就労しているときは集団生活を送っているケースが多いです。
10人ひと部屋の寝室でプライベートは全くなし。喧嘩や小競り合いは日常茶飯事です。
面積をクリアしているからといって、大部屋にぶちこまれたいですか?トラブルのもとになります。寝室を個室にすることでトラブルが劇的に減ります。
水道、電気、ガスが通っていること
水道、ガス、電気は普通に通っていても、電気代をケチるためにアンペアを低く設定するのはおすすめしません。炊飯ジャーや冷暖房、電子レンジを使用するとすぐにブレーカーが落ちてしまうので3人部屋でしたら30Aはほしいですね。
お湯が出ないという部屋もありました。
そんな部屋に住みたいですか?安かろう悪かろうで選ぶのはやめましょう。
トイレ、浴室、台所などが清潔に保たれていること
安普請の部屋では薄汚いものが少なくありません。汚いな…と思ったらそんな部屋は選ばないでください。
家賃は人数が変わっても増減させない。水道光熱費は固定で!
技能実習生は3年間です。途中帰国の可能性や失踪の可能性もあります。
3DKで60000円の家賃を一人当たり20000円で計算しても問題ありませんが、人数の変動によって、実習生の負担額が増減させないのが吉です。企業の負担が多くなるかもしれませんが、トラブル防止になります。家賃が30000円にあがったら「帰国したい」と言う実習生も出てきますから。
60000円の部屋でも、実習生には一人あたり12000円負担。頭が出た分は企業負担してもらっています。水道光熱費も固定にしてもらっています。
もちろん、受け入れ前に話をつけておき、雇用条件書に人数の変動により増減させない旨明記しておきます。企業さんの負担が増えても、この制度で一番恩恵を受けるのは企業さんです。少し経費がかかっても、遇するべきところは遇して上げるとトラブル防止に繋がります。
消火設備があること、避難梯子や避難階段があること
技能実習法に定められているので、設置してください。
避難手段については、現実的な設備をお願いします。避難ロープもありますが、実際使えるのか?あなたは使えるのか?とよく考えて設置してください。
そもそも、自分が住んでも問題ないと思う部屋であること
そもそもあなたはその宿舎に住みたいですか?住みたくない要素、我慢を強いられそうな要素がある場合、住みたくないですよね?そのような住居を技能実習生にあてがわないようにしましょう。ひどい部屋だと、実習生は企業に対して疑念をいだきます。自分たちは大切にされていないのではないか?と。
豪華な部屋を準備しろというのではありません。普通に住める部屋を準備しましょう。