実習生の宿舎をケチるな!プライベート空間を充実させよう!

群馬県伊勢崎市で同居していた女性中国人技能実習生が殺害されました。

中国人女性技能実習生を殺害!実習生同士の争い
群馬県伊勢崎市のアパートで中国人の技能実習生の女性が殺害された事件で、警察は同居していた中国人の女を逮捕しました。 殺人の疑いで逮捕されたのは、中国人の技能実習生・リュウ秋穎容疑者(30)です。 リュウ容疑者は27日午前11時半過ぎ、伊勢崎...

監理団体や技能実習生受入企業であれば、殺人事件にこそならなかったものの刃物を脅して相手を威嚇する、凶器を使用してのどつきあい、流血騒ぎを経験した事があると思います。

私も何度ものChina人同士の喧嘩を見てきました。

殺人事件には至らないまでもどこにでもある話なんですよね。
殺害にまで至るとは、よほど複雑な事情があるのだろうと思われがちですが、記事にある通り些細なことが積み重なって爆発するのが一般的です。

  1. 生活リズムが違う(夜勤者と昼勤者が同居)
  2. 喫煙者と禁煙者が同居
  3. きれい好きとそうでない人間が同居
  4. PCゲームで遊ぶときに爆音を放つ
  5. 性格の不一致

などなど。
掃除の仕方や食器の片付け方、シャワーやトイレの使い方一つで文句を言い合い、1ヶ月、3ヶ月、半年、一年と一緒に過ごしていればイライラが蓄積していきます。お互い文句を言い合って発散できる程度であればよいのですが、怒りがたまると殴り合いからの殺人事件へと発展してしまいます。

私が監理していた企業で、男性China人実習生が殺人未遂事件を起こしました。

喧嘩のきっかけはタバコの煙とゲーム音でした。China語で罵り合いを始め、殴られた方が台所にあった包丁を持って反撃。取っ組み合いをして包丁を奪われた方は頭から腕、背中と切り刻まれておりました。

駆けつけた時は床は血まみれ。3名で住んでおり、仲裁に入った1名はこれ以上止めることは無理と判断して会社に駆け込んで、会社が警察に通報。

私は、警察側の通訳が来るまで、連行された実習生に付き添い事情聴取の通訳を務め、その後は病院に運ばれた実習生の通訳と治療の立会。見た目ほど重傷ではなかったのが不幸中の幸いで、命に別状は全くありませんでした。

1日何度も私含め関係者が警察に呼ばれました。現場検証にも立ち会い、あの2,3日を思い出すだけでドッと疲れが出てきますよ^^;警察官の方は日々あんな仕事をしていると思うと、本当に頭が下がります。

殺人未遂で両名とも勾留されました。

プライベートの確保と快適な部屋

実習生の部屋割りって本当に大事です。仲が悪い者同士を住まわせるのは厳禁ですが、3DKの部屋に6名住まわせたりするのは絶対によくありません。制度上いくら「居室面積4.5平方メートル/人」だからといって、間仕切りの無い大部屋に6人以上住まわせるのは絶対にやめた方が良いです。

個室であればプライベートが確保できて、仕事で疲れやストレスが溜まってもかなり解消できます。方や仕事もプライベートも集団生活。しかも同僚同士であっては疲れを癒やすこともできません。

個人の人間関係も大事ですが、部屋割りが大事です。

プライベートを確保することで、高確率で余計なトラブルを回避することができます。

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