警戒信号!実習生の部屋が荒れている!それは喧嘩への序章…部屋の乱れは心の乱れ!

中国人実習生を管理していて思うのは、彼らの部屋が非常に汚いことです。
あまりの汚さにドン引きする起業担当者さんもいるので、ぜひとも宿舎については清潔かつ整理整頓に心がけてもらいたいですね。部屋も5Sが必要です。
彼らのすべての部屋が汚いのかといえば、実はそうでもないのです。

男性実習生に多い絶望的に汚い場所。

  1. 台所
  2. トイレ
  3. 風呂場
  4. 玄関

 

いずれも共用部分です。

しかし、自分たちが使っている部屋は割りと綺麗にしています。整理整頓、掃除が行き届いています。
公共でのマナーの悪さが目立つ中国人。爆買いをしている旅行客のマナーが指摘されていますが、貧富の差、文化程度の高さに関係なく、一様に公共でのマナーはあまり良いとは言えません。もちろん中には良い人もいますが、実習生というカテゴリーの中でマナーの良い人を探すと・・・ぶっちゃけかなり少ないです。

部屋の清掃等については中国国内での研修期間。日本国内の1ヶ月の講習でもきっちりと教育していますし、配属後も厳しく指導しています。企業と協力して抜き打ちチェックをすることもあります。

 

しかし…

それでも共用部分はかなり汚いです。
台所の床は油でギトギト、換気扇のフィルター、換気扇も油がこびりついて滴っているし、すぐに壊れるのが換気扇です。食べかす、食材の破片などが散乱していますが彼らは一向に気にしていません。

トイレについても同様です。
的を外してもきちんと拭き掃除をしない。
もちろん掃除もしていない。

風呂場も掃除をしていないので、排水口が詰まってしまうことが何度かありました。
カビだらけ、なんだかよくわからない茶色い汚れが壁にへばりついていても掃除をしない。

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共用部分についての考え方が日本人とは全く違います。
日本人の場合、周囲の目を気にしているので良くも悪くも公共部分を汚さない。もしくは汚しているところを他人に見られたくない。おそらく後者の気持ちが強いと思いますが…。少なくとも中国人よりかは公共道徳は高いです。
自分たちが住んでいるとは言え、宿舎です。社宅だったら会社の物ですし、民間アパートであったらなおのこと清潔にしなければなりません。

 

部屋を汚させないために…汚す実習生への対応。

  1. 汚損等があれば、退去時にクリーニング代を請求することになる
  2. 抜き打ちチェックをする。
  3. 掃除当番表を作成して、掃除場所の分担を決める
  4. その場で掃除させる

これでいくらか清潔が保たれるかもしれません。
一番良いのは1.でしょうね。彼らが何よりも恐れるのは日本での無駄な出費です。
3.についてはほとんど守りません。ただ、会社もしくは監理団体が主体となって取り組めば、彼らもある程度守りますし、床が油でベトベトになるような事態は…避けられるかもしれません。

4.も対処療法的ですが、それなりに効果があります。
ただ、時間がかかりますよね。掃除を見届けるのが…。時間的余裕があればいいのですが、監理団体は多くの実習生を管理しているのでとてもじゃないけど、掃除が終わるまで待っていられない。というのであれば、その場で見本を見せてあげます。

台所のベタベタ床に中性洗剤をぶちまける。

「リジョイ」や「キュッキュッ」となどの食器洗い洗浄剤を床にこぼして、その場で掃除させます。もちろん、いきなりやってしまうと怒られていまうので、指導をしつつ、すぐに掃除します!とう雰囲気を作ってから行ってくださいね^^;

あまりにもひどい時は私は洗剤を撒きます。

  • 散らかっている物を部屋の脇積みあげるのではない。
  • ゴミやチリを掃除機で吸込む。
  • 見える部分だけでなく、見えないところも掃除機をかけさせる
  • 拭き掃除も行う

掃除の仕方も改めて説明しないときちんと掃除をしません。



「公共部分を清潔に保て!」

いくら言っても全然わかってくれません。
他人はどうでも良いと言う考えですから、この考えを改めさせるのは容易ではありません。もっと民度が上がってから、数世代経たないと根付かない考えなのかもしれませんね…。

女性は男性よりもマシですが、それでも汚いです。
私が部屋を訪問しても寝間着で出てきたり…下着をそこかしこに放ってあったり…。
その辺も指導していく必要があります。

 日本語学習の継続もそうですが、中国人実習生を管理するのは根気が必要です。一度二度言ったからって、言うことを聞いてくれません。何度も何度も同じことを口が酸っぱくなるまで言って、ようやく出来る子が少しずつ増えてくる…って感じですかね。

技能実習生の日本語教育。配属後にも日本語学習を継続させよう!

 

部屋が汚いと人間関係にヒビが入っていることも・・・っ!?

私の経験上ですが、あまりにも部屋が汚いと人間関係に深いヒビが入っている可能性があります。
家族ではなく他人同士が一つ屋根の下。それも3人以上で暮らすわけですから、大なり小なりストレスや問題があるのはしかたがないことです。

それでも、あまりにも部屋が汚れている場合、彼らの人間関係に何か問題がある…と思っても考え過ぎではないでしょう。

実習生同士の不和。

掃除当番をもうけているのに、それを守らないなんてのは典型的です。
おそらく掃除をしていると「なんでこんな奴のために掃除しなきゃならないんだ」「俺は掃除をしているのに、こいつは何もしていない」公共部分を掃除している人はおそらくこんな心境なのでしょう。

喧嘩やいざこざが起こった実習生の部屋を見ると、整理整頓が行き届いておらず、非常に不衛生でした。

  • 部屋の汚れが気づかないほど精神が不安定になっている。
  • ストレスが溜まってくるに連れて部屋も散らかる。
  • 人間関係、仕事、異国での生活に疲れている。
  • 散らかった部屋に住んでいると気分が落ち込み、無気力になる。
  • 散らかった部屋を見るのもストレスになる。
  • 散らかった部屋では気持ちも身体も休めない。

自分もそうですが、汚い部屋では心が休まりません。
部屋を綺麗にすることでストレスがなくなるし、何がどこにあるのかもわかります。
綺麗にすれば達成感も得られます。
とにかく実習生の部屋は清潔、整理整頓させるようにしましょう。


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