実習生が現金、在留カード、健康保険証を紛失した。
よくあること…とまでは言いませんが、2,3年に1度はあります。
ここ最近は3件ほどありました。いずれも、近所に買い物中に不注意から落としてしまいました。
「落し物をしたらすぐに最寄りの警察署(派出所)に届け出ること」
事前にきちんと教育していたおかげで、二人共派出所に届けてから私に連絡がありました。感心感心…^^紛失届の控えもちゃんとゲットしていました!
実習生とのトラブル回避術!外国人技能実習生と採用時に実習生活での約束事を決めておけ!
うち2件はショッピングモールで紛失。
2,3日後に派出所から連絡があり、財布がまるごと出てきました。現金も無くなっておらず、銀行カード、在留カード、健康保険証すべてそろっていました。この時は実習生たちは大感動していました。
「中国ではあり得ないことだ!ますます日本が好きになった!」
在留カードの再発行
在留カードを紛失した場合、再発行手続きを行います。
詳細はこちら
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri10_00010.html
必要書類
- 最寄りの警察署で紛失証明書をもらう。
- パスポート
- 申請書
- 顔写真
こんなものです。
監理団体の人にはちょっとした手間ですが、期間更新、資格変更手続きのほど煩雑ではありません。ただ、JITCOの担当者に申請書類を持って行くと、
「本当になくしたんですかあ…?」
と、不審がられます^^;
なぜなら、無料で再発行できるため、質の悪い外国人技能実習生は自分の在留カードを数万円で闇の組織に売り飛ばし、「紛失した」と称して再発行した輩がいたからだそうです。
偽造パスポート作成のためにパスポートを売りさばく連中もいましたが、在留カードも同じように売り飛ばされているんですね。
「話に聞くと相場が数万円らしいんで」
と、ニヤニヤしながらJITCOの職員が言っていました^^;
もう1件の紛失は完全に紛失。
電車で居眠りしてしまい、自宅についてからパスポートを紛失していたことに気づきました。紛失届を警察に出しましたが、結局出てこずに再発行。
本人を中国大使館にまで連れて行って、発行手数料、中国大使館までの交通費…3万円近くかかっていました。
紛失すると慌ててしまいますが…多くの場合、貴重品は警察に届けられ出てきます。
日本の治安、民度がいかに高いかを思い知っていました。これがきっかけで日本を好きになる人は多いですね~。
紛失しても慌てずに!
監理団体にとって少々面倒ですが、淡々と再発行の手続きを行いましょう。