支援しない登録支援機関 所属機関の定期届は所属機関が書くこと

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特定技能の登録支援機関。
乱暴かつ簡単に言ってしまうと、特定技能制度の監理団体みたいなものです。
所属機関(受入企業)に属する特定技能者の支援をする団体。とはいえ、技能実習制度のように厳しい法律に縛られているわけでもなく、特定技能1号が在籍していても毎月訪問、面談する必要もなく3ヶ月に一度訪問し、関連書類をチェック、その内容を地方出入国在留管理庁に報告するだけです。

それすらしない登録支援機関があるようです。

ダラダラ記事なので、結論から先に書いてしまいます。

登録支援機関は所属機関の代わりに所属機関が提出すべき定期届を作成・提出してはいけません。

さて。

私が担当している企業さん、他の登録支援機関からも特定技能者を6名雇用しております。

「才谷さん(私です^^;)のところは毎月来てくれるのに、あの団体は来ない」

と、担当者が愚痴をこぼしてきたので、話を伺ってみました。

  • 3ヶ月に一度の訪問すらしない。
  • 特定技能者がトラブルを起こしても間に入ってくれない。
  • 通訳、翻訳をしてくれない。

特定技能者が一時帰国したり、無断で引っ越しをしたいりとやりたい放題。

これらを登録支援機関に伝えても、ろくな指導をしない。関与すらしないとのこと。

だったら一体どんな支援をしているのか?と伺ってみたら。

「我々(所属機関)が書く定期報告を書いてくれるんです」

ええ?

それは違うんじゃ…?

登録支援機関同様、特定技能者を受入れている所属機関も3ヶ月に一度の定期届けを出入国在留管理庁に提出しなければなりません。

それを登録支援機関が代わりに書いてあげることがサービスだと思い込んでいた企業の担当者^^;

我々の特定技能者の定期報告を提出する時期に来たので、企業の報告書は貴社で作成・提出するよう説明し理解していただきました^^

Jitcoに確認したところ、登録支援機関が所属機関の書類を作成するのは完全にアウト。そりゃあそうですよね^^;更に、企業から定期届を回収し、登録支援機関の定期届といっしょに提出するのもよろしくないのでやめるべきとのことでした。たとえ、企業が作成したものだとしても、一緒に郵送してしまうと登録支援機関が肩代わりして作成したのだろうと疑われてしまうからです。

「定期報告を代わりに書いてもらうためだけに毎月支援費用を◎万円/人も払っているのか!?毎月来てくれる才谷さんよりも◯千円も高いぞ!」

所属機関の社長さんが激怒!
現在雇用中の他の登録支援機関が支援している特定技能者を、うちに転籍させたいと言われましたが、お断りしました^^;特定技能者の素行があまりにも悪いので…。

ただ、他の組合の人(登録支援機関も行っている)たちに話を聞くと、上記のような何もしない登録支援機関ってかなり多いそうです。実習生の監理ノウハウのない団体が書類申請一つで認可がもらえちゃうわけですからね…。本当にピンキリですね。登録支援機関を選ぶのであれば、監理団体の経験もある団体を選んだ方がハズレは少ないと思います。

特定技能については私はまだまだ勉強不足です。
Jitcoのコンサルティングがあるようですので、こちらを活用して色々学んでみたいですね。

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