外国人技能実習機構のマニュアルを拝見したところ、「好事例」というから、よっぽどためになる事が書いてあるかと思ったら…すでに実施済みの当たり前のことばかりでした。
当たり前のことじゃないですか…。意思疎通が難しい状態で監理なんてできませんし、実習生の母語を話せる人がいないと監査になりません。技能実習生と面談しなければいけないわけでしょ?日本語がある程度話せる実習生ならともかく、話せない実習生だって居るわけですから…。
日本語能力、技能レベルを時給に反映していくやり方は良いですね。残業の計算方法も楽ですし。実際にあった話で面倒なのが、日本語能力試験N2所持者に毎月10000円の手当を加算している企業さんがありました。
外国人技能実習機構から指摘を受けたことがあります。
実習生のその月の基本給が160,000円。時給930円。日本語能力手当10000円がプラスされて、額面170,000円でした。残業時間が10h。
930×1.25×10=11,625円で計算していたのですが、これを指摘されました。
10000円も基本給に入れなさいと。
170,000÷172h=988.3円となります。
988.3円×1.25×10=12,355円で残業代を支払わなければならず、賃金未払いということで指摘を受けてしまいました。
計算が面倒なので、別個で手当として与えるよりも時給に組み込んだほうが楽ですね。

労働災害の再発防止。大変正しい対応です。
でも、技能実習生を受け入れている場合、上記対応をした後、外国人技能実習機構に「臨時監査報告書」を提出しなければなりません。義務なので、好事例とするのはどうなのだろう。
コミュニケーションは非常に大切です。
日本人でも建設会社の現場勤務では、間違いなく「浮き」ます。
私も建築現場でアルバイトをした経験がありますが、溶け込むのは至難の業。ちょっと世間話ができるようになるだけでも上等です。
教えない
話さない
挨拶しない
無視をする
全てではありませんが、私の知る限り、こんな雰囲気が多かったですね。
日本語が拙い技能実習生がコミュニケーションを取るのは大変です。日本人職員にはどんな話題を振れば良いのか、私達も考えてあげます。
「日本語に話しかける時の話題」
というマニュアルっぽい物を作ったけど、どこかにあったな。探してみよう。