技能実習採用直後に会社の説明、実習生活の注意事項を伝えて気を引き締めます。
魏の実習生が一番言うことを聞いてくれるのが合格直後。さらに、入国前、配属前です。
それでもトラブルや事故を起こすのが人間です。
今まで入国後講習で起こったトラブルなどをまとめてみます。
入国後、即大怪我!
技能実習生が入国し講習機関に入校。
その翌日、階段から転げ落ちて腰を強打、さらにあばらを折ってしまいました。
完全に彼本人の不注意でした。
3日間入院し、少し動けるようになってから帰国しました。回復の見込みはあったものの、彼自身すでに実習意欲を喪失していたためやむなく終了。3週間ほどの滞在で日本を去りました。事実上二日目で実習終了という最短記録でした…。
入国後に持病が発症
本来であれば聞くのはNGですが、外国で就労希望している人に対して健康チェックを行うのはやむを得ません。持病がないかを面接時に確認します。病気を隠して来日した場合、後々トラブルになる可能性があります。
女性特有の病気が入国後1週間で発症。中国国内でも持病のようだったのですが、実習どころではない大変な騒ぎになり、症状が落ち着いてから帰国。今はすっかり元気になったようですが、当時は大変でした。
入国後に妊娠発覚
技能実習生の体調が急に悪くなったと思ったらつわりだったという…。
安定期に入らないうちに飛行機に乗るとリスクが高いにも関わらず、彼女は強行帰国。どうやら望まない妊娠だったようで、帰国後どうなったかはわかりません。
過去、講習機関の先生が技能実習生に手を出して妊娠させたこともありました。
怪我や病気への対応
問題は治療費です。技能実習生は入国時所持金も少なく、まとまったお金と言えば企業からは配布された5~7万円程度の講習費用しかありません。
無保険ですと全額負担するのは難しいです。
入国後すぐに市役所で国民健康保険に加入するのが一番なのですが、加入を希望する技能実習生は皆無です。現実的ではありませんし、延納手続きを行っても審査に時間がかかります。
やはりJITCO総合保険などの技能実習生保険程度です。国民健康保険に未加入の場合でも、治療費の30%は補償してくれます。残り70%が自己負担となります。
http://www.k-kenshu.co.jp/pdf/jitco_201304.pdf
人間なので怪我や病気はつきものです。トラブル予防のための細心の注意を払っていく他ありません。