実習以外で技能実習生が死亡した場合

Jitco保険に加入していなかった技能実習生が労災による事故で亡くなってしまったことがありました。まだ、私がこのポンコツ組合に入社するだいぶ前の話です。

労災保険はおりましたが、それでは遺族が満足せず、技能実習生総合保険に未加入であったため保険金は当然なし。で、組合として数百万円をその実習生の遺族に支払ったそうです。

というわけで、技能実習生総合保険にぜひ加入させてください。
うちも、いくつかの保険会社と付き合いましたが、やはり若干高いもののJitco保険が一番ですね。自然災害による被害も保障対象となっております(詳細はご確認ください)。生命保険的なものではなく、海外旅行保険に近い形なのがJitco保険です。

JitcoのAタイプでは、救援者(遺族)3名分までの日本までの1往復分の航空運賃等の交通費がカバーされます。諸雑費、日本での交通費、国際電話等の通信費、遺体処理費などは合計20万円を限度に支払われます。



Aタイプであれば死亡保険金が700万円になります。

技能実習生の出身国や宗教によって、遺体の搬送、葬儀は違います。
遺体を防腐措置をして本国に搬送するか、火葬後に遺骨を持ち帰るか。

まずはその国の領事館で搬送方法を確認する必要があります。

市役所での手続き

日本人の死亡と同様で死亡届の提出期限は死亡の事実を知ってから7日以内です。
届出人は親族、同居人、家主、地主、家屋または土地の管理人のいずれかです。

届出に必要なもの

・病死の場合は死亡診断書、事故死の場合は死体検案書
・印鑑

死亡届を提出すると死亡届の受理証明書、記載事項証明書等の公証を発行してくれます。火葬する場合は、火葬許可申請を市役所で行い、火葬許可証を発行してもらいます。

遺体の移送、遺骨の持ち帰りについては、事前に領事館に相談してください。


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