ちょっと妄想全開で書きますか。
来年平成31年4月から新在留資格「特定技能1号、2号」が新設される予定です。技能実習業界ではこのニュースを受けて蜂の巣をつついたような騒ぎになっているようですが、個人的に来年4月の実施はまだ早いと思っています。
現行の外国人技能実習制度ですら、施行までに3年以上かかっています。当時は「来年大幅な改正が行われるぞ!」と毎年毎年言われていたにも関わらず、3年以上かかりましたからね。
実習制度の法改正だけでもこれだけ時間がかかっているのです。まあ、厳密には法改正ではなく、新法の設立でありますが、入管法の中身をそっくりそのまま技能実習法にスライドさせて、それをマイナーチェンジしたのが今の実習生法です。新法といえども長年のノウハウ(だめだけど)が詰まった骨子のある法律をいじっただけですからね。
特定技能なる在留資格を回る法整備が果たして進んでいるのかというと…骨子案を見る限りまだまだ道は遠い気がします。
罰則規定、登録支援機関の役割、外国人を送り出す国はどこか、労働者と企業の直接雇用だけど労働者の母国の人材派遣会社などを通さずに受け入れるのか。1年目から5年目まで技能検定試験等に合格しなければならないのかもわかりません。
登録支援機関というのが今で言う監理団体にあたるのでしょう。
彼らの役割を見ているとボランティア団体とほとんど変わらないほど緩やかなものです^^;
仮に…来年特定技能が施行された場合、技能実習制度はどうなるでしょうか?
私は縮小傾向になっていくと思われます。今でこそ十数業種の受け入れですが、業種や職種が拡大されていくことは目に見えています。農業、建設、介護以外でも実習生職種とかぶる部分が出てきて、企業にとっては「実習生で3年入れるよりもはるかに負担が軽い。わざわざ組合を通じて技能実習生を受け入れる必要はないじゃないか」と。
技能実習生ですと、
- 受け入れのための初期投資が必要(渡航費、日本での講習費、講習手当)
- 毎月生じる監理団体への監理費、派遣機関への管理費
- 技能実習1号から2号になるためには基礎級に合格しなければならない
- 2号の2年目になったら技能試験専門級を受検しなければならない
- 外国人技能実習機構の臨検がある
- 様々な書類を作成、保管しなければならない
- 毎月監理団体の巡回。3ヶ月に1度の監査を受けなければならない。
思いつくだけでもこれだけのことをしなくてはなりません。
特定技能資格は来年4月施行予定にも関わらず、簡単な骨子案しかでておりません。もし、このままスタートしてしまったら縛りがほとんどない状態で受け入れがスタートします。
監理団体、監理団体職員の資質にもよりますが、私のようにうるさく言う人もいますし、企業の不正行為をほとんど黙認している人もいるでしょう。
いずれにせよ、ブラック企業にとっては口うるさい監理団体がいなくなれば都合がいいですし、何より費用がかかりません。
5年もいてくれるし、費用もかからない。
であるならば特定技能を受け入れるに決まっています。
また、技能実習3年間を終えてからほぼ無条件で特定技能1号に移行できるので、わざわざ優良企業になるために無理して専門級に合格させなくても+5年在籍してくれるのです。
実習生を専門級に受けさせるために時間とお金をかけて練習させて、高い受験料を支払って伸るか反るかで試験に挑み無事合格。そんなこんなで延長できる期間はたったの2年。おまけに実習1号、2号よりも高い賃金で雇わなければなりません。
こんな事するならほぼ無条件で5年の特定技能1号を選ぶのは当然。
外国人大量受け入れによる日本破壊
- 技能実習生から特定技能へと切り替える企業が続出するでしょう。
- 監理団体の傘下企業と受け入れ実習生数も激減。
- 利益も激減。監理団体も激減。
- 実習生の受入数の激減により外国人技能実習機構が縮小。
- 技能移行試験でボロ儲けしていた各都道府県の職能、職業団体が収益激減。
- 特定技能を始めとする外国人たちが失踪。犯罪が横行。治安の悪化。
- 警察、入管はてんてこ舞い。入管庁⇒入管省へ格上げ
- 外国人参政権
4.~8.は極端な例ですが3.まではありえますよね。
官僚たちは賢いので受検料がなくなってしまう前に、新たな利権を作るはずです。特定技能にも技能試験を課すと思うんですけどねえ。今の機構のように特定技能者を受け入れる企業や登録支援機関を管理する組織を作るんでしょう。
受け入れ企業にとって、技能実習制度よりも都合がよく、安価で、手間のかからない外国人労働者受け入れ制度ができたら、技能実習制度は自然と消滅します。
間違いなく言えるのは、これまで以上に外国人犯罪が増えていくでしょう。我々が現在享受している安全な生活を送れなくなるかもしれません。
外国人だらけの地区が今以上に増え、自治体、学校にも移民だらけ。お人好しの日本人ですから、「外国人のために暮らしやすい社会を作ろう」などと言いつつ文化や習慣を彼らにあわせていく姿が目に浮かびます。
左翼たちも「外国人の権利ガー!」と叫ぶでしょうし、それに反対する国民との衝突。日本が今以上に分断されていく気がします。
最も危惧されるのが外国人参政権
旧民主党の連中が外国人参政権を叫び始め、自治体によっては外国人にも参政権を与えることに賛成の意を唱えています。
特定技能1号、2号の外国人に付与されるとは思えませんが、彼らの2世、3世が日本国籍を取得し出身国の都合の良いような政党を支持したり、新政党を結成することだって十分ありえます。
安倍政権が終了し、左翼政権が誕生したら外国人参政権が一気に進む可能性だってあります。日本人が1,2万人しかいない過疎地域に外国人労働者が5000人,6000人来て「活気づいてきた」なんて言っていたらすぐに乗っ取られますよ。Chinaは歴史的にもこのように周辺国を侵略してきましたし、日本も徐々に侵食されています。
また、東日本大震災が起こった際、我先にと空港に向かったのがChina人を始めとする外国人です。災害が起こったときに逃げ出すならまだしも、ドサクサに紛れて略奪を行う。火事場泥棒を行う可能性だって十分あります。
ハリウッドのパニック映画を見れば分かるとおりです。いざとなったらコンビニ、スーパーを当たり前のように襲うのが彼らです。悪いことと思っていないんです。