不正がバレた!技能実習生を受け入れている三菱自動車に外国人技能実習機構が突撃~!

フィリピン人技能実習生65人中33人が計画と異なる作業をしていたとのこと。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00000040-asahi-soci

「溶接職種で受け入れといて組み立てをさせていた」
はっきり言って三菱自動車さんだけじゃありませんよ。車業界ではトヨタやスバルを始め溶接職種や機械加工職種で受け入れておいて、組み立てなどのライン工として働かせるケースが多く見られます。

私の知っている組合でもこのような形態で受け入れていますし、派遣機関からも同様の話を聞いています。かくいう私の組合においてもありましたよ。

偽装職種ってやつです。

現場に実習職種に必要な設備や資材はあるけれども、技能実習の内容は申請したものと全く違う。

このような事実が明るみに出るということは、臨検でもしない限りわかりません。事前にいつ訪問するか伝えてから訪問していたら、企業側は現場を取り繕うに決まっています。

できたばかりの役所というか半官半民の天下り団体は、スタートダッシュは相当気合が入っているものです。現在でも監理団体(特に一般監理団体)への臨検をかけまくり、改善指導等を乱発しております。

忍び寄る外国人技能実習機構の魔手?臨検

新制度になってからというもの、大量の書類を外国人技能実習機構に提出しなければならず、年度初めに提出する書類の作成に多くの監理団体が追われています。民業圧迫にほかならない気がします。こんなことで失踪が防げるのか、不正行為を防げるのか甚だ疑問です。

三菱自動車ですら臨検にあったのですから、他の中小企業にズカズカ入ってくることは間違いありません。特にトヨタ系が密集している愛知県。愛知県はトヨタによって支えられていると言っても過言ではなく、外国人技能実習生が受検する基礎級の筆記試験に関しても不合格にさせない配慮を行っているのでは?と思われるケースもあります。JITCOも職業能力開発協会もトヨタ系には甘いんですよね。

そんなトヨタ系に対する警告かもしれません。
トヨタ系でしたら、三菱自動車の記事のような現場ゴマンとあるはずです。警告だけなのか、本当に切り込んでいくのか?今後が非常に気になります。

心当たりのある監理団体、受入企業さんはすぐに受け入れ態勢を改めるべきでしょう。

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