シャープ 外国人技能実習生向けにスマホを貸出し

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00050074-yom-bus_all

鴻海に買収されたシャープが技能実習生にスマホを貸出しですか。
鴻海グループは台湾企業という触れ込みですが、経営陣や背後には台湾国民党の議員が多く絡んでいますし、国民党の中には大陸Chinaにシンパシーを感じている者が多く、実質China企業と変わらないと言われています。

確かにChinaのなんとか公司に買収されるよりも、台湾企業の方が日本人も多少警戒感が和らぎますからね。

トラブルの少ない大手企業は割と利用するかもしれませんね。技能実習生の管理ツールとして使えますし、失踪もほとんど起こったことがない。みんな3年満期で帰国してくような企業でしたら需要があるかもしれません。

しかし、失踪なんて日常茶飯事。失踪されたところでなんの痛痒も感じない企業は借りないでしょうね。むしろシャープや企業にとっては持たせることによって大きなリスクを背負い込むことになるでしょう。

  • 借りたスマホを所持したまま失踪。企業がシャープに違約金等を支払う
  • 実習生が借りたスマホを転売。
  • 「無くした」と嘘をついて、販売、実家へ発送。

不法滞在者はまともに携帯電話など契約できませんから、借りたスマホを彼らに転売したりする可能性だってありますよね。あるいは又貸しとか。

そもそも、外国人技能実習生って日本に来た時点でアイポッドなりアイパッドを持ってきています。日本でPocket WiFiを契約して、微信、LINE、Facebook等でメールのやり取りや通話をしていますので、わざわざ貸し出す必要はないと思います。貸し出すと上記のような犯罪行為が行われる可能性が高いので絶対にやめるべきです。

「日本語が不自由で契約できないから」

ってはっきり言って理由になりませんよ。

日本で生きていきたかったら日本語を勉強する。生活インフラの大半は受入企業が整えてくれますが、ネット環境の整備はまちまちです。私の管理している技能実習生は、先輩たちの力を借りながらも基本的に自分たちでPocket WiFiを契約しています。

「先生、通訳お願いします」

と、実習生からよく言われますけど、一切応じていません。入国前にこのあたりも伝えてあります。

「日本語を学ぶ努力もせず、権利だけを主張するのは駄目。Wi-Fiぐらい自分の力で契約しろ」

と。技能実習生は技術と日本語の習得が目的なはずです。それなのに、「言葉が不自由な外国人技能実習生のために」という思考そのものがおかしいと思いますよ。甘やかしたら日本語を勉強しません。不自由な思いをして、それをバネに「こなくそ」と思って勉強に熱を入れるくらいでないと実習とは言えないと思います。

おんぶにだっこで彼らが至れり尽くせりになって、日本語ができなくても生きていけるんだなんて思われたらどんどんつけあがるだけです。日本語という壁を壊すこともできず、常に日本人、日本社会に対して懐疑的な見方しかできず、言語能力不十分なために起こる日本人とのトラブルはなくなりません。

シャープの目論見ではお金を儲けるどころか、リスクの方が大きいと思います。
ただ…China系の企業ですから、情報収集、その他の利益を得るためだと勘ぐってしまうんですよね・・・。

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