失踪していた実習生たちが急に自首してきた!

2018年5月31日



ちょっと最近驚いたことがございましてね。。。
以前失踪した技能実習生たちが出頭してきています。

失踪から1年以内に出頭した実習生 2名
失踪から3年以上経ってから出頭した実習生 1名

彼らに接点は全くありません。同期配属や派遣機関での教育期間中に知り合ってもいません。ベトナム人とChina人です。

まず、うちの組合の担当者に直接実習生から連絡が入りました。

失踪して1年ちょいのAさん ベトナム人

もともとは食品加工の実習生として入国。惣菜加工の実習をしていましたが、より稼げると聞いて失踪しました。失踪先の給与は、当初時給1000円でしたが、3ヶ月後に740円に転落。在留期間が切れる2ヶ月前だったそうです。

実習時代は時給800円ちょいでした。地方の最低賃金です。740円という額はこの地方の最低賃金未満です。

雇われていた企業は同じく食品加工。コンビニとかの弁当を作っている企業ですよ。コンビニ弁当はデフレがすっかり進み、おにぎり1個の純利益は2,3円と聞いております。コンビニからは根を叩かれ、小さな工場はどんどん潰れていった時代がありましたね。生き残りをかけて失踪した技能実習生・・・いや、不法就労者に手をだしてしまったのですね。企業名はわからないと言っていましたが、おそらく地方入管職員からの取り調べでゲロったはずです。

取調べ後、ベトナムへ帰国させました。

Bさん ベトナム人

彼女は水産加工業者で働いていましたが、東北地方で時給が750円ほどでした。まかない付きで、社長夫婦もとても優しくて、給与以外に肉やお米を差し入れしてくれたりと、割と気を使われていました。だったら時給をあげてよ・・・って感じですけどね。

Bさんは茨城の農家へ失踪。

「騙された・・・」

と、担当者の携帯に電話が入りました。時給は800円だったそうですが、仕事のある時とない時があり、賃金を少しちょろまかされたり、早朝、夜中に作業することが多く「もとの実習先に帰りたい」と言っていたようですが、そんなことはできませんので地方入管へ連れていきました。

簡単な取り調べを終えた2日後に帰国。

Cさん 中国人

随分前に失踪した実習生ですっかり忘れていました。自分が担当してた企業でなかったとは言え、きいた時は「誰?」と思いましたよ。溶接で受け入れていた実習生で、満期帰国2ヶ月前に突然姿をくらましました。勤務態度も日本語も腕もよく、「まさか彼が・・・」とうちの担当者も相当なショックをうけておりました。

彼は失踪後、しばらくは稼げいたそうです。時給1000円近くもらっていたようです。しかし、次の会社に移った時にパスポートを取り上げられたり、外出の制限をかけられていたようです。その次に移った企業も給与の支払状況が悪かったそうです。自首のきっかけはもとの実習先の中国人派遣社員が、駅前で彼とばったり会ったことです。

時給が700円と安い上に仕事もきつい。職場環境も最悪で、怪我をしても労災扱いしてくれない。怪我をした同僚(外国人)も多くいたとのこと。中古車の部品関係だったようで犯罪の匂いがプンプンします。とにかく、うちの組合の担当(中国)と話をつけてもらい帰国することに。

いそいそと出てきたのか、荷物はリュック1つとバッグ1つのみ。入管で取り調べを終えたあと、本国へ強制送還。犯罪者ですからね。粛々と帰すしかありません。

まさか非合法の企業や団体でもものすごい賃金格差、賃金競争が広がっているのでしょうか・・・?受け入れ先の企業の経営者は、「日本人ではない」場合も多いようです。まあ、普通の感覚だったらこんな不法就労者なんて雇いませんからね。違法だろうとなんだろうと人を安くこき使えばいいやと思って受けいれる。

技能実習生として受け入れることができない脛に傷を持つ企業が受け入れをしているんでしょうね。
あるいは、かつては技能実習生を受け入れていたけど、不正行為を繰り返したため受け入れ資格を失い、苦肉の策(というかルール守ろうなんてこれっぽっちも考えない輩)で不法就労者を雇用したのかもしれませんね。