ミャンマー人の失踪も落ち着いてきました。やはり、難民申請もどきの特定活動で1年間就労可能という在留資格は、完全に日本犯罪政府の仕業だということがはっきりわかりました。
政府が人道支援に名を借り、人手不足を叫び続けている経済団体に媚を売ったのでは?と、思ってしまう政策でした。
失踪の防止について何度か書きましたが、改めて書きます。
防ぎきれるものではありませんが、中部地方の県警(2県)の方が、実習実施者で失踪についてレクチャーしてもらったことがあります。
徹底して周知する
失踪は犯罪であることを、入国前、入国後講習、訪問指導、定期監査の際に、実習生や特定技能者に対して注意喚起すること。
実習生が失踪した事例を具体的に説明する
- 高待遇で雇用するという話を信じ、失踪した結果、待遇は最低賃金未満だったこと
- 同胞の友人から誘いを受けたが、パスポートや在留カードを取り上げられて低賃金で働かされたこと
技能実習生から高い手数料を徴収している送り出し機関から受入れない
この3点を述べておりました。
以下、私個人の経験に基づくものなのでご参考まで。
技能実習生、特定技能者への宿舎巡回を抜き打ちで行う
我々監理団体の人間がふらっと立ち寄ってくることがある。そう思わせること。副業の防止にもなりますし、副業がきっかけで失踪したケースもあります。
企業配属時に最寄りの派出所または警察署に挨拶に行く
受け取ってくれる場合、在留カードの写しを提出します。逃げてもバレるぞという意識を実習生らに与えます。
賃金が低い会社、人権侵害がある会社の受入を断る
そもそも論ですが、このような企業が受入を行うから失踪者が出るのです。知り合いの頼みだからと言って受け入れを行い、労務管理がめちゃくちゃな企業はいくつもあります。精査して受入れましょう。
いくら失踪予防を行っても逃げる時は逃げます。
ただ、その可能性を低め、彼らに失踪を企てさせないよう、失踪事例等を何度も話し、悪いことだと刷り込んでいくことが大切です。
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