外国人技能実習 受入先8割に法違反発覚 安全面の不備めだつ 静岡労働局
静岡労働局(笹正光局長)は、外国人技能実習生が在籍する事業場を対象に令和4年に実施した監督指導結果を公表した。279事業場のうち、80.6%に当たる225事業場で労働基準関係法令違反が発覚した。最も多くみられたのが「使用する機械等の安全基準」に関するもので、違反率は33.0%に上った。
技能実習生が労災事故に遭うことは少なくありません。
原因としては、言葉が通じていないからだと思います。
ただ、いくら同じ注意をしても全く聞き入れてくれないこともあります。言葉は通じているんです。
軍手をつけて機械加工をしてはならない。手が巻き込まれるから。
保護メガネをつけること。
この台の上で作業をしてはならない。
間違ったやり方で大怪我をした先輩がいるから、この方法で作業してはダメ。
偶然起こるのではなく、必然的に起こるから不思議です。
駄目だと言われたことを、教科書どおりにやらかす。
日本人職員がやらかさないことをやらかすケースが多いです。
私も訪問時に下記は必ず伝えています。口が酸っぱくなるほど、実習生の耳にタコができるほど、私の注意を聞いている実習生が舌打ちをするほど…です。
・失踪は犯罪であること
・アルバイトはできない。実習実施者以外で仕事をすることは違法であること
・労災事故事例を上げて説明する
・宿舎に部外者を入れない
・日本語の学習
・日本語ができないと病気になった時等不便であること
他にも言っていますが、この6点は毎回毎回伝えています。
それでも、労災事故は起きる時は起きてしまいます。でも、言っていることで未然に防いでいる事故のほうが圧倒的に多いと思い、今日もしっかり訪問してまいります。