訪問指導を代行します!的な業者は利用しちゃいけませんっ!

 

外国人技能実習機構のHPに記載がありました。

監査、訪問指導は監理団体自身が行わなければなりません!

今般、一部の監理団体あてに、「巡回訪問代行」と称し、監査や訪問指導等を監理団体に代って実施する旨を内容とするチラシがファクスにより送付される事例を把握しました。

https://www.otit.go.jp/files/user/220126-000001.pdf

 

堂々とチラシをまき散らすあたり、相当制度に疎い人たちか、おそらく外国人がアルバイト感覚で始めようと思ったのかもしれませんね。チラシもHPにアップしてくれたらよいのに、その方が注意喚起として良いかと思ったけど・・・宣伝になっちゃうか^^;

 

訪問指導代行を頼むのは、組合職員の人件費や交通費の削減でしょう。特に遠方にある実習実施者を訪問する際は宿泊費用も加算されることもあります。だから、訪問指導を代行してもらう…という考えなのでしょうけど、これは一発アウトですよ。

 

改善命令を受ける可能性大です。



監理団体が監査しなくてどうする、訪問指導しないでどうするんだよ?

車の運転じゃないんだから、代行なんてもってのほかです。

どうしてもというのであれば、信用のおける人間と業務委託するのが良いでしょう。こちらに「委託する可能な業務」P232に記載があります。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0000178971.pdf

業務委託した人間だけに、監査をさせてはいけません!
監査に同行してもらうのはOKです。 委託する内容としては、

  • 役所、銀行、病院引率
  • 宿舎、受入れ企業への訪問・面談
  • 各種報告書作成
  • 銀行口座、携帯等契約/解約手続き
  • 技能検定試験等随行
  • 入国/帰国引率、等

程度です。

 

※ 規則で求めている3か月に1回という頻度以上に実習実施者への監査を行った場合において、省令で求めている頻度を上回る部分の監査業務は委託することが可能です。

 

ということですので、うまく業務委託したスタッフにお願いして監理を行っていきましょう。ただし、毎月の訪問は必ず監理団体の職員が行い、そのサポートとして業務委託の人に同行してもらうのが一番です。

実習生受け入れ人数が多い地方にある実習実施者では、大体業務委託した者を置きますが、監理団体が毎月訪問しないと、いつか必ず監査まで丸投げするようになってしまいます。

 

「一回くらいばれないから大丈夫だろう」
「業務委託がいるから、今月の監査は行かなくていいか」

 

監査報告書などいくらでも改ざんできます。ただ、バレますからね。

最近の機構のHPをみれば、行政処分を受けた監理団体がわんさか記載されています。2年前は数社だけでした。それだけ厳しくなっています。特に監理団体への視線が厳しいです。


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