「外国人雇用管理士公式テキスト」なる超駄本

※本ブログでは記事中に広告情報を含みます

外国人雇用管理士そのものの資格を否定するものではありません。
資格試験の内容も知らず、取得後のメリット、価値については、2年前に創設された新資格のため全くわかりません。

受験料が9,900円。
更に証書発行、講習受講料、登録料で約40,000円。

試験に合格しても、資格はもらえず試験を主催する「一般社団法人 東京都外国人就労認定機構」に登録しなければ効力を発揮しません。

[外国人雇用管理士とは?]
人材確保が困難になりつつある日本において、外国籍就労者の確保が重要課題になっている。
しかし、外国籍就労者の雇用手順や社会保険手続について知らない人事担当者や企業が大半である。
外国人雇用管理士は、新在留資格制度を活用する重要なポイントを習得し、必要な知識やノウハウを習得する民間資格である。

トガイロウ(都外労)について | 一般社団法人 東京都外国人就労認定機構
一般社団法人東京都外国人就労認定機構 当団体の目的



呆れを通り越して「怒り」に変わった内容がこちらです。

正誤表が付属しており、内容を確認してみるとひどいのなんの。

12ページに渡り正誤表があり、誤字脱字だけでなく、内容が異なってしまう誤った表現がたくさんあります。よくこんな本を出版できたと呆れ返る思いです。

アマゾンレビューを見てください。

外国人雇用管理士 公式テキスト (2020年1月スタートの新資格試験)

4つ星、5つ星のレビューは記載されていますが、1つ星、2つ星のレビューはすべて閲覧できません。どぎつい表現があったためなのか、出版社側の意向なのかわかりませんが、批判があったのは間違いありません。

実際文章を読んでいても脈絡がない部分もありますし、P41は全ページ削除。
内容の差し替え、追加など、正誤表がないと勉強になりませんし、そもそもこれだけ誤りの多い本ですと、正誤表にも誤りがあるのではと疑ってしまいます。

文字のフォントも大きく、行間はスカスカ。上下左右の空白も広い。
ついでにいうと…中身も薄っぺらい。

行政書士資格を目指している人にとっては超簡単な内容。
152ページの国籍別の特徴には吹き出しました。1,2行で外国人の特徴を紹介。なんの参考にもなりません。

「ブラジル人は歌と踊りが大好きです」

ってw

いいの?こんな内容で?

日本国の労働人口不足という「偽」とも言える現象に乗っかって、新資格を新設し試験料と登録料でお金を稼ぐ便乗商法の匂いがします。

登録料で40000円ですよ?
しかも、登録しても2年毎に更新。更新の際は再度講習を受講します。更新に係る講習費用がいくらになるかわかりませんが、受験者が増えた場合、安定的なキャッシュフローになりますね。

もしかしたら、「監理責任者講習」などよりも簡単な問題じゃなかろうか?
試験で落とすよりも登録させてしまった方が儲かりますからね。

というわけで、サラサラ受験するつもりはありませんが、ブログのネタのために本を購入してみました^^;


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