外国人技能実習機構の臨時検査に備えよっ!

監理団体への臨時検査については、自分たちで気をつけることができますが、実習実施者に対する臨検は準備をさせるのが大変です。

技能実習制度を甘く見て、帳簿類の管理が杜撰、機構が来た時の予行練習をやりたがらない。

とにかく、実習生なんぞは安い労働力と思って受け入れていて制度に理解を示さない企業があるのも事実です。そんな時は臨時検査を模して、アポ無しで企業に突撃しましょう。

普段制度を舐めまくっている企業で、縁を切りたいと思っているのであれば、めちゃくちゃ厳しい模擬検査を行ってもOKでしょう。



アポ無しで企業を尋ねる

まず、嫌な顔をされます。それから怒られます。
帰れと言われるかもしれません。ただ、ここでは粘ってください。

「外国人技能実習機構による検査があり、そこで不正行為が発覚すれば受入停止になる可能性もある。実習や宿舎、帳簿類に不備があると不正行為になってしまいます。
機構がいつ来るかわかりません。
いつでも、帳簿類や現場を見られてもいいように整備をしておきたい」

と、熱を込めて相手に伝えなければなりません。

外国人技能実習機構関連の帳簿類以外で見られる書類。

・水道光熱費の明細
・実習生のタイムカード
・実習生の賃金台帳
・有給休暇取得状況
・控除に関する協定書
・就業規則
・実習生の健康診断結果
・36協定
・役員を含めた全職員の労働者名簿
・厚生年金、労災保険の加入状況

上記書類を置いておくと良いです。
受入体制の不備を早期発見。外国人技能実習機構検査員になりきり、厳しい質問で企業担当者を追い込んでください。きっと嫌われると思いますが、常識のある企業でしたら、その後とても仲良くなれます。


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