「この企業はもう受入終わったから」
という話を人伝に聞いており、すっかり私の記憶からも抹消されていた企業名がありました。
上の人間もこの企業のことについて全く触れることもありませんでした。
ところが、ある日の会議でこの企業にはまだ技能実習生が在籍しており、1年近く誰も訪問指導、監査を行っていなかったと報告がありました。
私のような平社員が知る由もなく。上司もすっとぼけており、とりあえずすぐに訪問しなくちゃならんということになり、アポとりに費やすこと1週間w
「企業がドタマに来て我々の顔なんて見たくもない!」
とのこと…。
さすが我がChinese職員!!
放置しておいて「私は陳さん(仮名)に引き継ぎました!」ですってw当の陳さんは全くそんなこと知らず、ピンチヒッターで1,2度訪問したことがあるだけなのに、あれが引き継ぎだと言われては困るとブチギレ。
そりゃあそうだ。
なすりつけあってもしようがないので、私が同行することに。
上司が行くべきですが…China出張があるとかで逃げられました。
そのChineseと一緒に企業を訪問。
最初は監査で必要な書類を投げつけられ、監理費を返せとまで言われました。
社長さんのお話を黙って聞いていたのですが、そのたびに隣のChineseが口を挟んで弁解するものだから社長もまたキレる。ちょっとおもしろがって3回ほど何も言わずにおりましたが、流石に私は彼女を止めました。お前黙ってろと。
ひとしきり説教が終わってから、
「なんか言うことあんだろ!」
と、ようやくこちらのターン!すでに1時間経っているし。
・これまで訪問しなかったことをひたすら謝罪。
・保管すべき書類について説明。
・書類は保管する義務があり、我々組合のために作成するのではなく貴社が安定的に技能実習生を受け入れるために必要な書類であることを説明。
それが終わってからようやく監査。
書類は不十分でしたが、ここまで放置していた我々に落ち度があるので再訪問することに。
社長の怒りは収まりました。
感じたのですが…この会社、コンプライアンス意識は割と高いです。
技能実習生と面談したら日本語がうまくてびっくり。
宿舎はChineseらしくメチャクチャでしたが…これだって我々が毎月訪問していれば、ここまで汚くならなかったと思います。
放置はいけません!