実習生の賭博!賭博が蔓延していると帰国時に揉める!

 

最近は実習生たちも日本でスマホを所持したり、寮にインターネットを敷くなんてのは当たり前になりました。家族や友人、恋人と連絡をとることで精神的ストレスは和らぎますし、メリットの方が多いと思います。

このためか、最近は実習生同士の賭博も随分減ってきました。
ちょっと前に賭博絡みで揉めたことがあります。

溶接の実習生たちで日本語は全然ダメ。日本語にも日本社会にも興味が無いため寮と会社の往復。とにかく金を稼げれば良いという考えです。中国人実習生は40人もいたのでもはやチャイナ村と化していて日本語ができなくてもやっていける状態となっていました。

日本語ができなくても生活に支障がないため、日本の社会で働いているという意識がドンドン希薄になっていきます。中国的価値観、常識がまかり通ると錯覚してくる。業務に支障がなければ会社にとって特に憂うことはないと思われるかもしれませんが、これって結構危険な状態です。

会社ではおとなしくても、一歩外に出ると日本の常識では考えられないことをして、シャバの皆様方に迷惑をかけることがあります。中国でいるのと変わらない気分で日本で生活をしてもらうと、大なり小なりトラブルが起こります。

ある受け入れ企業さんでは、実習生たちの賭博がトラブルの原因となりました。
うちは今でこそ賭博を禁止していますが、当時はまだ緩かったですねえ・・・管理が。
トランプ、麻雀賭博が横行し、借金地獄に陥っている実習生もいました。

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まぶたが腫れて引っかき傷が首筋にあったけど、「二段ベッドで跳ね起きた時に柱にぶつけた」ともっともらしい事故経緯を話してくれたので信じてしまいましたが、後にわかったのはケンカでの怪我でした。

先輩実習生が期間満了で帰国間近の時に事件は起きました。
「あいつが借金を踏み倒そうとしている!」と、帰国間近の実習生が私に電話をかけてきました。詳しい話を聞くとトランプ賭博で負けまくっていた後輩から取り分を取りっぱぐれることを懸念し、ケンカに発展したんですな。

負けた後輩は酒を飲むと気が大きくなってしまい、負けても負けてもゲームを続けずいぶんすってしまったようです。酒に酔わせて判断力を鈍らせ、強気にさせる作戦を先輩は撮り続け、「飲め飲め」と酒を勧めては賭博を続行したそうな。

「あいつは俺をわざと酔わせて散々巻き上げやがった!」とは後輩の言。
こんなケンカの仲裁なんかしたくもありませんがね。
殴り合いのケンカに発展してけが人でも出たら大変です。とにかくケンカを止めるしかありません。

  • 借金をチャラにする。
  • 賭博をなかったコトにする。

これでも揉めました。勝っていた実習生は今までさんざん巻き上げてきたのだから、直近の記憶にある債権については放棄するように^^;と伝えました。負けた方は今までのぶんを遡って返せと言ってきました。今度は勝った実習生が「金をよこさなければ、俺は帰国しない!」と言い張る始末。

口論が激しくなったので私もブチ切れました。

  • 賭博そのものが違法行為。日本では認められた賭博以外はすべて違法。闇賭博!
  • 帰国しないのであれば不法滞在である。

いざこざを起こして団体と企業に迷惑をかけているのがわからんのか!
言うこと聞かないと警察に言うぞお~!

と伝えて無理やり黙らせました。かなりヒートアップしましたけどね。会社と協力して雀卓を廃棄、トランプも没収しました。唯一の息抜きとして「カイジ」の地下での強制労働所のように、週1回の賭博を認めてあげるのも一つの手段かもしれませんが…違法賭博を黙認するわけにも行きません。

まったく…巻き上げた連中も大槻班長のような奴らでしたよ。

実習生選抜後、実習生活の説明会の時に賭博禁止であることを伝えるようにしましょう!

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