外国人技能実習機構より、下記案内が出ております。
強制労働、中間搾取に関してはご存知の通りです。
暴力、脅迫、監禁、その他の強制力
これは明確なとんでもない人権侵害です。過去記事でも、悪徳建設企業が技能実習生に対して暴力を振るっていることを書きました。
住居から無断で外出を禁じ、勝手に外出すると罰金を取ると脅す
このような企業が未だにあるとは思いませんでしたが、このような注意喚起が出るということは、まだあるのでしょうね…。このような無法を看過している監理団体っていったいなんなのでしょうね？うちは決して高い監理費を頂いているわけではありませんが、他の組合の話を聞くと監理費が１０，０００円しなかったり。これじゃあまともな監理できないでしょうね。トラブルも放置、法律違反しようと見て見ぬふり。この手の組合は、抜かりなくダミー組合を準備していて、取り消しを食らってもダミー組合に移すのが常套手段です。
そのような強かさを監理で発揮すれば良いのに、あえて日陰の道を行く。よほどピンハネで儲けているのでしょうねえ…。
語尾に「アホ」などの言葉を付けて強い口調で注意する
関西の企業でよくありがちです。
「みんな言っているから」
「あほには重たい意味はないから」
そんな話は通りません。
外国人にとっては罵り言葉に過ぎませんし、同じ日本人でも関西以外の土地の人間が聞いたら、眉をひそめます。私もアホを付けて言われると頭に来ますし、テレビで関西芸人が頻繁にアホを使ったり、どつく漫才を見ていても面白いとは思いません。
「関西の文化だからさ～」
と言っていた、以前付き合いのあった建設企業の社長。社員から暴言を受けている。叩かれていると実習生が報告があった際事情聴取したところ、言われたのが上のセリフです。
本当にそうでしょうか？技能実習生に録音だけでなく録画もさせたところ、明らかな暴力でした。過去記事で紹介したように、機構に報告し、この企業から実習生を引き上げさせ、以降受け入れはありません。
解雇・帰国させるぞ
解雇されたら行くところがないといった技能実習生の弱い立場につけ込み、「解雇する」「帰国させる」などと言って働かせることも、この手段に該当する可能性があります。
これは…正直な話、数年前まで「帰国させる」は使っていました。
日常的に使うのではなく、迷惑行為を繰り返す（宿舎で騒ぐ近所に迷惑をかける。職場のルールを守らないなど）時に言っておりました。大家からこれ以上クレームが来た場合、ここに住めない。別のアパートを紹介するが、家賃などの大半は自分で負担してもらう。それが嫌なら、この会社に務めることはできない。帰国する他ない…などと言ったことはあります。
職場の決まりや勤務態度が悪いことを繰り返し伝え、それでも改善しない場合「退職＝帰国」してもらうよう伝えたことはあります。
このままでは、解雇せざるをえないという正当な理由がある場合、理由をきちんと伝えるべきですね。権力の濫用をして、技能実習生を追い込んではいけませんということです。
