実習実施者(顧客)の期待値を下げて仕事を楽にする



技能実習生を受け入れたいという問い合わせが一つ、二つ出てきました。
技能実習生の入国が緩和され、「安い労働力」を確保しようとしているのでしょうか?

技能実習生が安い労働力?

今時こんなこと思っている人って…。

 

正直あほです。

 

その認識を改めてください。改められないのであれば受けいれは辞めるべきです。

技能実習生受け入れの現実を伝える

技能実習生を受け入れたときのデメリット、メリット、事実を伝えていきます。
安くてよく働く労働者と勘違いしている連中の出鼻を砕き、リスクを徹底的に刷り込み、それでも受け入れたいのであれば受け入れをしても良いでしょう。

今後起こりうるトラブルをあらかじめ伝えておくことです。
問題が起こると、すぐに技能実習生個人を攻めたり、あるいは監理団体を責め、負い目を感じさせて値切り交渉をする下種共がたくさんおりますからね。

そんな企業と付き合いたくないでしょう?
あらかじめリスクを十分に伝え、それでも受け入れの覚悟があるのか?を確認しましょう。

費用は割と高いことを伝える

技能実習生の受け入れはお金がかかります。

「いやいや…うちの工場で高卒を雇うよりも安いだろう…」

あるいは、

「高校生やパートよりも安い」

と、思われる人もいるかもしれません。

そんなのはありえません。

渡航費、講習費、講習手当、毎月の監理費用、その他雑費、さらに技能実習生の賃金を合わせるとそれなりの額となります。

最低賃金も上昇し、アルバイト、パートの賃金=最低賃金という時代です。ひと昔前まではアルバイトの賃金の方が最低賃金を上回っておりましたが、今はアルバイトも実習生もほぼ同額です。

喧嘩やもめ事について

人間ですので喧嘩をします。日本語能力の低さから、指示伝達がうまく伝わらず日本人従業員との軋轢が生じることもあります。

  • 実習生同士で喧嘩をして流血沙汰、警察沙汰になった。
  • 上司に盾突いて仕事をほっぽりなげて帰った。
  • 万引きをした。

十分あり得ることです。
「そんな時、監理団体はどうしてくれるんですかぁ?どう責任を取るんですかぁ?」

と、バカな質問をするのもおりますが、普通に考えて起こったことはどうしようもない。事後処理を淡々とするだけです。

もちろん、外国人実習生が起こしやすいトラブル、過去の事例を絡めてわかりやすく指導をしているのに起こってしまうのはやむを得ない。

責任がどうだこうだと押し付けてくる企業はいかがなものかと。

 

失踪のリスク

技能実習生は失踪します。10年も受け入れていれば、一人二人は失踪します。
特に、現在ではベトナムをはじめとする東南アジアの技能実習生の失踪率が高まっています。

「失踪者が出たらお宅からの受け入れはやめるぞぉ!」

と、息巻いている頭の悪い人間もおりますが…そんな失踪を恐れるのであれば、技能実習生を受け入れるなと。

清く正しく美しく、勤勉で文句ひとつ言わない低賃金外国人労働者…まるで天使かなにかと勘違いしているんじゃないでしょうか?

仮に日本人が上記のような様々な問題を越した場合、このように反応しますか?

「○○大学の出身の奴はもう雇わないぞ!」

「○○県出身者はろくな奴がおらん!」

「派遣社員が事件を起こしたので、派遣社員は雇わない!」

いないでしょ?

だったら初めから技能実習生受け入れをするなと言いたいです。

 

自分の仕事を楽にする

上記リスクをしっかり伝えます。その覚悟があれば受け入れても良いでしょう。
何かあったときに監理団体の責任にされないように、また受け入れ企業がトラブルになっても慌てないようにリスクを説明しておくことです。

心の準備ができておらず、問題が起こるととても慌てます。

企業が受け入れの覚悟ができていればこちらも安心です、気が楽になります。

「うちの組合は完璧です!失踪なんてしたことありません!」

さんざんメリットと良い面を誇張して伝えたのに、入ってきた実習生の質が悪かったらそれまでです。