「たったの一年の実習なんだから三年よりも簡単じゃないのか?」と思うか、「一年実習は規定の職種以外の職種での申請なので、外国人技能実習機構のチェックが厳しいかも」と思うかに違いがあると思います。
私は後者です。
受入企業の担当者と相談しながら、どんな作業であれば実習にふさわしいかを決め、結論が出てから外国人技能実習機構を訪問し認定課の職員からアドバイスを頂いてきました。
結果は無事、認定されました。
今回のポイントをまとめると、
1.単純作業ではない。技能を要する仕事であること(機械操作)
2.社内資格を所持した職員が従事しており、技能実習生にも受験させる
3.資格を取得することで技能実習生は手当を得られる
4.作業工程を丁寧に写真入りで説明できたこと
無事認定されたのは良いのですが・・・物足りない感がありました。機構から何度も電話が入って、細かい部分を確認されるのではと思っていましたからね。一度もなくすんなりと許可がおりてしまいました。
それから入管に計画認定通知書を持っていって無事に在留資格認定証明書発行。
旧制度の頃は、一年職種はJITCOの業務範囲外だったので直接入管へ資料を提出し、何度も入管から細かいところを指摘されようやく申請が通るという形でした。
人権侵害、賃金未払い、ブローカー等、外国人技能実習制度に様々な不備があるので、水際で阻止して行かなければなりません。それなのに事務作業は資料の量こそ多いものの、審査は甘く、一年職種に関してもろくすっぽツッコミすらしない。失踪が頻発している企業が新規入国者の計画認定を申請しても、そのまま素通りのごとくあっさり通知書を出す。
メディアは、組合、企業だけでなく外国人技能実習機構の怠慢もきちんと報じてくださいね。