日本人の賃金は実習生並に下がり、特定技能外国人労働者はそれ未満になるのか?

移民法案が衆議院で可決され残りは参院で可決されるのを待つだけとなってしまいました。しかし、ただ待つだけでなく最後まで抵抗を続けるべきです。地元の参議院議員に「移民政策絶対反対」のメールやFAX、手紙を出して「移民政策に賛成したら投票しないぞ」と。微々たる抵抗ですが、市内よりマシです。もしも反対意見が数千も殺到したら、彼らとて考えを改めざるを得ません。

11月27日、【頑張れ日本全国行動委員会】による「外国人移民政策絶対反対!緊急国民行動」が首相官邸前で行われました。

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1:08:00あたりから始まる我那覇真子氏の演説には心打たれました。移民政策がどれだけ危険であり、日本人がどれだけ壊されているのかを語っております。ぜひ御覧ください。

昨日、珍しく地上波のニュースを見たら訳知り顔のコラムニストが、「外国人移民受け入れ賛成。日本は好景気だが、低賃金労働者を雇わないと潰れしまう企業がたくさんあるから、外国人労働者を受け入れるべきである」などとほざいており唖然といたしました。

私のような技能実習生受け入れ事業に関わっている人間が言うのもあれですが、上記のような考えは非常に恐ろしいものです。

「やすい労働力を受け入れるためなら何をしたって良い」

これが、ごくごく当たり前の常識と化しているのではないかと。

  • 日本人は賃金コストが高いから雇うのをやめよう。
  • 汚い仕事や危険な仕事は外国人に低賃金でやらせよう。
  • やりたくない仕事を外国人に押し付けることに何のためらいもない。

企業が利益を追求するのは当然ですが、それ以前にモラルの問題です。安けりゃなんでもいいのか。日本人を排除して良いのかということです。

そもそも安い労働力って何なのでしょうか?
技能実習生の賃金は低い低いと言われていますが、不正行為を行っている悪行企業はともかく、普通の企業であれば最賃以上を与えています。

日本人の賃金は彼らと比べて圧倒的に高いのでしょうか?東京都区内の大型の駅構内の清掃スタッフ募集の広告を見ました。985円でした。東京都の最低賃金です。日本人の給与が技能実習生の給与と同じになっているのです。

同一労働同一賃金と言いますが、安い方に合わせているだけです。

日本人の賃金が実習生の賃金に落とされて「平等だ!素晴らしい!」と言っていて良いのでしょうか?

それでも、地上波のコラムニストによれば「安い労働力を入れないと経営できない企業がたくさんある」そうですから、日本人も技能実習生も賃金が高くて雇えないということなのです。

だったら、特定技能外国人労働者は最賃未満で働けってことでしょうか?在留期限の切れた不法滞在者なら、いくら安く使っても彼らは労基に訴えることはできません。労基法も何もあったものじゃない。とにかく安い労働力。これが正当化されていることに空恐ろしさを覚えます。

「最賃未満の外国人労働者を入れなければ潰れちゃう!」などとほざいている企業は潰れてしまって構わないのです。存在意義がありません。法律違反までして経営してどーするんですか?と。

最賃未満でこき使われたと訴える「未来の徴用工」を大量生産するのが現在の日本の姿です。

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