中国での実習生募集が最近上向いてきた?ここ数ヶ月は買い手市場かも

 

本題ではありませんが、実習生帰国後の進路 JITCOへのフォローアップをしていますか?

実習生が帰国してしばらく経つと(いい加減ですな)、JITCOから帰国後の実習生フォローアップに関する書類が監理団体宛に届きます。要するに帰国後彼らがどんな職業に付いているのかを報告知ろってことですが、別に義務ではありません。私は…フォローアップの書類を提出したことがありません…。派遣機関にぶん投げて調査せるだけでしょうけど。

実習生事業を取り巻く法律が厳しくなる一方のなか、もしかして義務化されるかもしれませんね。今度フォローアップの依頼が来たらきちんと調査依頼を出したいと思います。

帰国後の技能実習生 成功例とも言えるホッとして嬉しいと思った彼らの進路

 

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さて、中国人実習生の募集状況について。

中国の実習生を管理している自分にとって、やはり中国人実習生の今後が気になります。中国は経済的に発展し、建築、農業、水産分野ではベトナムを始めとする東南アジアへシフトしています。要因としては、中国の賃金、物価上昇、日中関係が悪くなると応募が減る、人民元のレート上昇…などが上げられます。

しかし、中国人技能実習生への需要はまだ多くあり、制度が実施し始めの頃のようなハングリー精神はなくとも、東南アジアとくらべてハングリーであるようです。

  1. 仕事に対する意識が日本人に近い。納期を守ろうとする。
  2. 夜勤、残業をお願いしても心よく引き受けてくれる
  3. 目的意識(とにかく稼ぐ!)が高い
  4. 個の意識が強い
  5. 言葉ができなくても筆談が可能

個の意識が強いと協調性、実習生同士の意思の統一が欠け、ベトナムの実習生のような団結力はありませんが、実習生全員で結託して失踪することもなかなかありません。

複数の中国派遣機関に確認したところ、最近は比較的実習生候補者が集まりやすい状況とのことです。中国製造業の不況、特に鉄鋼関係が過剰供給により工場の閉鎖、賃金未払い、従業員の解雇が相次いでおり人余りの状況が徐々に広がってきています。

そう言えばこの前中国出張に行った際も、3人の募集に対して13人集まってくれたので驚きました。派遣機関による事前面接を終えたうえでの絞られた13人です。今までは倍率3倍でお願いしていても、7,8人しかおりませんでしたし、あまりよい人材がおらず消去法で選択することがこの1,2年多かった気がします。今回は良い人材が8人もおりその中空更によい人を選ぶという状況でした。

賃金はかろうじて月収手取り13万円に届くか届かないかという企業さんでしたが、これだけ集まったのは驚きましたね。12万円以下になってくると、派遣機関からは中国人実習生ではなくカンボジアを勧められます。中堅以上の中国派遣機関は今までのノウハウを活かして、ベトナムやカンボジアに支店を展開しています。ベトナムは失踪率が高いため、最近はカンボジアに注力しているようです。

カンボジアにするにしても…管理が難しいですよね。通訳もすぐに見つかりませんし、失踪の恐怖もあります。先日ラジオを聞いていたら、カンボジアでは高校を卒業にワイロが必要であり、卒業率は80%とのことでした。しかし、大臣が代わり不正撲滅に動き出しました。ワイロ、カンニング、教師による不正操作…これらを一切取り締まったところ、高校性の卒業率が20%程度になったとか…。

もちろん不正を取り締まることは良いことです。
しかし、このような国民性であるカンボジアから実習生を受け入れるとなると…かなり鳥肌モノですな…。カンボジアの今後はどうなるのか…良質な実習生が集まって欲しいものです!

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