ミャンマー人材送り出し機関株式会社BKUからのメールです。
ミャンマーについてまったく知らない方は必見です。私はこの国についてあまり詳しくないので、非常にためになります。
学校制度や彼らの学歴について端的にまとめられており、大変興味深い内容ですので、ぜひご覧ください。
BKU株式会社のHPにもミャンマーの国情、実習生について書かれていますのでこちらも合わせて御覧ください。
以下、引用です。
ミャンマー人材の採用面接を行う際、候補者の学歴を判断材料にされるケースがあります。
そこで今回は、ミャンマーの学歴と学校制度について紹介いたします。
また、中卒か高卒の判断の難しさ、大学中退が多い理由も解説いたします。
■学校制度
二年前まではミャンマーは10年教育で(小学5年、中学3年、高校2年)で、16歳の大学1年生がいました。
2023年から世界標準の12年教育に移行し、18歳で大学1年生になるように制度が変わりました。
■大学の入り方とレベル
センター試験のような全国一斉テストの点数で入る大学が決まります。
試験は全6教科の600点満点です。
【480-550点】上位
医学、工学、情報(IT)の大学になります。
ミャンマーには文系の高レベルな大学はなく、勉強ができる方は理系の大学に行くしか選択肢がありません。
Yangon Technological University 503点 上位工学部
University of Information Technology 487点 上位情報学部
University of Medicine 503点 医学部
【350-480】中堅
理系の建築関係や上位の文系大学があります。
West Yangon Technological University 465点 中堅工学部
University of Medical Technology 452点 中堅薬学部
Yangon University of Foreign Language 457点 上位外語大
【250-350】下位
文系専攻の大学です。専攻は、植物学、動物学、法律、歴史などです。
これらの大学は通信教育の場合もあり、普段は授業に出席せず、仕事をして試験だけを受ける人も存在します。
Dagon University 300点 一般大学
■学力の目安
面接で「大学のときに何を研究しましたか?」という質問がありますが、ミャンマーの大学では基本的に研究は行われておりません。
なので日本の大学のように、卒業論文ないし修士論文を仕上げて、何かの一つの分野に特化して卒業するというイメージではありません。
日本の高校の延長として捉えるのが、正しいと感じております。
ただ、日本よりも秀でているのは、英語能力です。
高校から理系の科目を英語の教科書で学んでいるためです。
とはいえ我々と同じアジア人なのでペラペラという方は少なく、英語アレルギーが日本人よりも少ないという程度になります。
■中卒と高卒の判断が難しさ
前述の通り、「センター試験のような全国一斉テスト」を高校の最終学年で全員が受験します。
240点以上取れば、合格となりどこかしらの大学に進学する権利を得ます。
逆に240点未満だと不合格となり、大学に行く権利がありません。
問題はここで、不合格になった方を【高卒】とするか、【中卒】とするかが難しい問題です。
日本の高校はよほどのことがない限り、高校に通ってさえいればセンター試験を受けなくても、【高卒】となります。
ミャンマーの場合は高校に通っても、この「センター試験」に不合格だと、自ら【中卒】と判断する場合があります。
個人的には高校の最終学年まで通っていれば【高卒】で良いと考えております。
面接で気になる方は、この点を質問すると良いかもしれません。
■大学中退者が多い理由
2019年1月ころからコロナで大学が長期で閉鎖され、さらに2021年2月にクーデターが起こりました。
延べ4年ほどは大学がまともに運営されていませんでした。
またミャンマーの大学はほぼ国立であったため、国が運営している学校に心情的に通いたくないといった要因もありました。
その間経済は悪化したこともあり、大学の継続をあきらめて日本などの海外へ働きにでる若者が急増しました。
こういった背景により大学中退が多くなっております。
いかがでしたでしょうか?
他にもミャンマーの理解にお役立ちできる情報を配信しておりますので、
ご興味があれば以下の情報もぜひご覧ください。
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■弊社およびミャンマーの紹介について
www.go.bku1.com/intro1
■弊社独自の取り組みについて
www.go.bku1.com/intro2
■即採用可能な特定技能合格者リスト
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■求人に対して”どんな人材がどれくらい集まったか”というレポート
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■入国前教育事例(日本語作文・音読)
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