いや~…。
どうにかこうにか優良団体として認可されましたよ。
ヒヤヒヤものの展開ではありませんでしたが、今年の6月に特定監理団体として申請し、書類の間違いを20回ほど電話で指摘され、訂正、再提出を何度も繰り返しておりました。8月頃に傘下の企業さんの実習生たちが随時3級実技試験&学科試験に受かりました。2名が実技試験に合格、1名が実技、学科ともに合格したので、即一般監理団体として申請。
で、ちょっと気になったのが、この項目。
Ⅲ 直近過去3年以内に、技能実習の継続が困難となった技能実習生(他の監理団体傘下の実習実施者で技能実習を行っていた者に限る。)に引き続き技能実習を行う機会を与えるために、当該技能実習生の受入れを行ったこと(旧制度下における受入れを含む。) 5点。
たかが5点、されど5点。満点の6割をゲットするためには決して小さくない数字です。うちもこれに該当する事象があったのですが、5年以上昔です。他組合傘下の倒産した企業の実習生を2年受入れたことがありました。
その逆もありました。
実習生への賃金未払いが続き、日本人職員も賃金返せとストライキを起こした企業です。監理団体として彼らから実習生への賃金を全額支払わせ、その後倒産。四苦八苦してようやく1社受け入れ先が決まりました。
私は当時、彼らの就職先を探す担当ではありませんでしたが、相当しんどかったようです。このような企業を傘下にするのは良くないと言ったらそれまででしょうけど、実習生達の就職先を探すために奮闘し、就職先を見つけたことも評価されていいと思うんですよね^^。
それと、就職先が見つからずに帰国してもらったこともありました。
リーマンショックからいつまでたっても立ち直ることが出来ず、すぐに人減らしをしようとした大手グループ企業の電子機器職種。外国人びいきに聞こえるかもしれませんが、わざわざ外国から呼び寄せて、経営がまずくなったらすぐに首を切る。これは流石に納得出来ないので、JITCOに相談した所、
「なるべく実習生は後回しにしてくれないか…」
と、言われました。企業はアルバイトやパートを切ることを頑なに拒否。だったら、もう少し解雇手当を弾んでくれないかと交渉し、多めに出してもらいました。
実習生たちはまだ納得していない。と言うか、例の中国人独特のダメ元の交渉になつてきたので、今まで彼らのために企業と交渉してきた自分がバカバカしくなりました。お引き取り頂きましたが、気分の良いものではありません。こういったことがあると、今後似たようなことが起こった場合、手助けしてやろうという気が全く起こりませんね。7年前の自分はかなり優しかったなあ^^;
一般監理団体としての恩恵を受けられるのか・・・?
監理団体としての恩恵を考えてみました。まず、傘下企業及びこれからうちの組合と契約する際に大きなアピールとなります。何より信頼性があがりますよね。
5年間の受入れが可能に
個人的な考えですが…5年も必要ありません。技能実習生本人たちは「1ヶ月帰国してからまた2年間実習したい」と言う者もおりますが、延長を望む人は少なく、また、企業も4年目以降は賃金を上げなければならないし、そもそも5年雇いたい人材がほとんど居ないのが現状です。
※4年目以降の受入れは、企業も優良技能実施者となり、技能実習生本人たちも随時3級の実技試験に合格しなければなりません。
受け入れ枠が2倍に!
これが一番大きいでしょう。従業員規模が300人以上の企業さんからはあまり要望はありませんが、従業員規模100人前後の企業さんからは受入数を増やしたいという要望が上がっています。
従業員数が96人ですと受け入れ枠は6名です。あと5人従業員を増やせば101名になります。現場の従業員もギリギリの数。また、募集しても集まらない、仕事量は多いなど様々な問題を抱えている企業さんが多く、一番需要があるのが、6名枠、10名枠の企業です。これが二倍になれば12,20人ですからかなりメリットがあります。