外国人技能実習生が行う主なアルバイト

主なってのがちょっとあれですけどねえ^^
外国人技能実習生が、実習以外で報酬を得るのは違法です。私が知っている外国人技能実習生のアルバイトは、農業、産廃業者での仕事です。

ですが、最近は新手のアルバイトが出てきました。
ちょっとしたお手伝い、便利屋です。

正直、私もちょっとしたお手伝いについては目をつむっています。中国人技能実習生が、在日中国人と知り合いになり、「彼の引っ越しを丸一日手伝って5000円をもらった」という程度であれば、いちいち目くじらは立てません。

しかし、見ず知らずの人からネットで仕事を紹介してもらって、ホイホイ引き受ける。これは犯罪に巻き込まれる可能性が高く、絶対に反対です。技能実習生たちも、これは私達監理団体が警告しているアルバイト(農家や企業で不法就労する)と違い、「ちょっとした頼まれごと」としか認識していないため、引き受けてしまっているようです。専門知識も必要なく、ハードルが低いから始めやすい。たとえ騙されたとしても、被害は大きくないし、あわよくば小銭が稼げる感覚なので、「他人を信用しない中国人」までもが信用してしまっているようです。

確かに、私が監理している企業の実習生達がこれらの「お手伝い」をしたからといって、実害が出たという報告はありません。若しくは少額をせびり取られたけれども、メンツのために黙っているだけかもしれませんが。

どんなアルバイトなのか?

買い物系

  1. 新しいスマートフォンが出る!
  2. 紳士服のチェーン店で大安売り。
  3. ブランド品の購入
  4. おむつ、粉ミルクの購入

などなど。

限定商品の購入の請負いがあるようです。実習生も全くアルバイト認識しておらず、私が先日技能実習生と面談していた時に世間話でポロッと話してくれました。限定商品を購入するため、早朝から行列に並ぶ。スマートフォンは早々なさそうですが、紳士服のナカゼ◯などはブランドもののコートが数量限定で10分の1以下の値段で売りさばく時があります。

その他のブランド品のたたき売りも同じような要領でした。

しかも歩合制らしくw、並んでも買えなかったら1000円くらいしかもらえず、購入できたら数千円もらえるそうです。

おむつ、粉ミルクの購入もしていたようです。
中国からやってきた爆買い連中(彼らもまた観光局ではなく、購入を請け負ってきた人達)が、在日中国人に委託して買い物をしてもらう。それを彼らが回収、更に免税手続きを行うようです。技能実習生は下請けの下請けってとこですね。

私の知人が免税関係の企業に勤めており、風体がみすぼらしく、中国人観光客とは思えないような中国人が爆買いし、免税手続きにやってくると言っていました。彼も中国に長くいたので、中国人の見分けはつきます。日本にやってくる観光客は富裕層、中産階級がほとんどであり、技能実習生のような農村の人はほとんどやって来ません。

「もう割に合わないからやっていない」

とのことでしたが、絶対にやらないようきつく注意し、アルバイトをしない誓約書にサインをさせました。

最近もうなくなったようですが、一昔前だと「せどり」のバイトもあったようです。うちの実習生はやったことないそうです。せどりとは、中古書籍の転売です。簡単に言うと、ブックオフで100円の本を購入して、アマゾンやヤフオクで高値で売りさばく商売です。目利きでないとできなかったものが、数年前にバーコードをスキャンするだけで、相場価格がわかるツールが登場。せどりを生業にしている人達が、

 

女性がやっているアルバイト

よくありがちですが…夜の町での仕事です。私は遭遇したことがありませんが、受け入れ企業の担当者さんが、退社後パブで飲んでいたら実習生らしい娘が働いていたとか…。そんな話を聞いたこともありました。もう随分前の話ですけど。

スマホを使っての便利屋系アルバイトの勧誘は、目が行き届きにくく、従来の農家、ヤード系業者でのバイトのように目立ちません。対策としては、

  • 個人であろうと業者であろうと、ネット等見ず知らずの人間から仕事を引き受けない。
  • 引き受ければそれも不法就労とみなされる。監理団体としては君たちを取り締まらなければならない。

やってはいけないことだと、採用時、入国時、巡回時に根気よく伝えていくしかありません。

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