技能実習生たちが日本に来日した際、来日前でも良いのですが、JITCO発行の資料を渡しておきましょう。
JITCOの無料教材は非常に役に立っております。
実習生事業を行っていく上で最低限知っておかなければならないことが網羅されておりますし、未だにバイブルとしてカバンにしまってあります。
また、今まで冊子の形で無料提供されていた『外国人技能実習生労務管理ハンドブック』ですが、2016年度版はついにPDF版となってしまいました。冊子の方が便利で使いやすかった…。でも、PDFの方が、必要な部分だけ印刷しやすいのでこれはこれでOKです。
また、外国人実習生の自転車事故が相変わらず多いです。実習生の母国語で書かれた自転車の交通ルールに関するチラシもありますので、ご参考ください。
自転車の通行等に関するルールのちらし
The Rules concerning Riding Bicycles on Public Roads have been Revised.
有关自行车通行等的规则有了修改。
<I> <V> <T>
『健康管理ガイドブック』は絶対に配布せよっ!
オススメが『健康管理ガイドブック』です。現在、ベトナム語版、中国語版、インドネシア語版があります。
外国人技能実習生たちが日本で病気やケガになった時のための会話文、体の部位がイラスト入りで紹介されています。日本語訳がついており、その辺の日本語教材よりも遥かに実践的です。
健康管理ガイドブック [日本語ひらがな版]
Health Care Guidebook
健康管理指南
<I> <V>
また、メンタルヘルス、医療機関への自己申告表・補助問診票も役に立ちますのでリンクを貼っておきます。
1ヶ月の講習期間中になるべく多くのページを暗記させるよう指導しています。
みなさんも海外旅行に行く際は、地球の歩き方を購入して病気になった時、体の異常を訴えるための会話文には目を通すと思います。
日本語で体の部位と痛い、痒い、気持ち悪い、吐き気がする、熱があるなどの状態異常を説明できる形容詞さえ覚えてしまえば、彼らが一人で受診した時、医師に病状を伝えることが可能です。
病院へ行くことも実習生活の一部です。
人間テンパれば頭がフル回転して、普段思っている以上に外国語が飛び出すもの。
私も中国に留学中病院にお世話になりましたが、通訳無しで少ない脳みそをフル回転で対応できました。「どこが痛い」と伝えれば、医者はある程度どんな措置をすればいいかわかります。
体の部位は必ず覚えさせるようにしています。
サバイバル外国語と時々聞きますが、まさにそれですね。自分の身を守るために日本語を覚える。基本的な文法や挨拶、会話ももちろん大事ですが、1ヶ月の講習期間中には是非『健康管理ガイドブック』を暗記させて下さい。