コロナ禍以降、リモートで技能実習生の採用面接をすることが当たり前になりました。
コロナが世界から終息したとしても、現地に行く手間や費用を考えると、むしろリモート面接が主流となり定着しそうな気がします。
リモート面接の強力なメリット
リモート面接のメリットは、コストの削減だけではありません。
現地面接では出来なかったリモートならではの強みを取り入れるようにしました。
会社重役や現場リーダーとの面談
少し大きな企業になると、技能実習生の担当者や人事責任者が面接に行くことはあっても、社長や現場のリーダーが行くことは多くありません。
リモートであれば、多くの方が面接に参加することが可能です。面接に参加しなくとも、合格者への挨拶に参加してもらうだけで安心します。
実習指導員から具体的な仕事の内容、技能実習生が求められているものを説明してもらうと、技能実習生たちの努力目標になります。
技能実習生にも参加してもらう!
現在、技能実習生が在籍しているのであれば、彼らを面接や合格者への注意事項説明に参加してもらいます。私はすでにリモート面接をそれなりにこなしてきましたが、技能実習生に実態を伝えるもっとも良い手段だと思っています。
- 朝から晩までどんな作業をするのか。
- 仕事での注意事項。
- 職場や宿舎の環境。
- スーパーや銀行、郵便局、病院などの生活に関わる施設について。
- 日本人職員との関係。
- 残業、夜勤について。
彼らの口から語ってもらうと、企業担当者監理団体職員からの説明よりも遥かに実感をもって聞いてもらえます。合格者たちは身を乗り出して聞いてきますからね。ぜひとも取り入れてほしいものです。
できれば二人以上の先輩実習生を参加させてください。候補者たちは大変安心です。
現場を見せる
ちょっと面倒かもしれませんが、PCやスマホをもって技能実習生が働くことになる現場を見せてください。彼らが製造する製品、使用する工具、設備、機械。先輩実習生が働いている様子を映すこともお忘れなく。
リモートの強みを模索
この3点は、現地面接では出来ない大変なメリットです。
私も以前はリモート面接なんて現地面接には及ばない、あくまでコロナ禍での代替的な面接と思っておりました。現地面接は確かに一番です。候補者と面と向かって話すことは大事です。
しかし、リモート面接も工夫次第で現地面接では得られないメリットもたくさんありますので、是非模索してみてください。