外国人労働者とは嫌でも関わらざる負えない状況がやって来ている!

はい。
もうとっくに来ていますけどね。

外国人労働者と聞くと抵抗を感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、自分の周辺を見渡してください。コンビニの店員、ラーメン屋の店員、建設現場の従業員、ファーストフードの店員…外国人労働者、学生のアルバイト。今や当たり前のように、違和感なく働いている姿を目にしているはずです。

外国人と言っても日系ブラジル人、日本人の配偶者など日本の生活に順応している人、日本語が流暢な人達、日本の風習を理解している人たちが「外国人労働者」というイメージだったと思います。

 

外国人労働者を雇用せざる負えない状況にある企業

企業や業種によっては外国人労働者を雇うことに抵抗を感じているところもあります。
ただ、人手不足、日本人のパート・アルバイト、社員がすぐに辞めてしまう。派遣を募集しても全然来てくれない。やむにやまれず外国人技能実習生を受けれている企業さんもあります。

外国人技能実習生を受け入れようとしている企業の経営者は、人手不足、人材募集が困難、コスト面等を考慮して外国人技能実習生を募集しようとしています。ところが、現場や実際に実習生の生活の面倒をみる担当者にとっては、

「やれやれ…なんで外国人…それも日本語がほとんど話せない人間を雇わにゃならんの?」
「指導も生活の面倒も本当にうざいわ…」
「え…?俺が担当?」

と困惑気味でしょう?

「日本人だけでやっていくんだっ!」

確かにこういう企業が増えていったらいいなと私も思います。
しかし、現状は厳しく日本人の人材確保が厳しい状況が続いていますし、今後はもっと厳しくなってきます。

「じゃあ、外国人技能実習生を採用せずにどうやって人材を確保するのかね?」

と、社長に言われて黙ってしまった現場担当者を何人も見てきました。反対するなら代替案を出せってことですね。厳しい現状です。
今まで外国人を受け入れたことがない企業でも、今後の日本において外国人労働者の需要がますます増えていく事は火を見るより明らかです。日本の風習や日本文化、日本語を理解していない外国人を雇用し、労務管理していくのは難しいです。

  • 給与をお互いに比べる。
  • 勝手に休む。
  • 10円でも時給が高い企業があれば迷わず転職。
  • 外国人労働者同士の喧嘩。

モノ作り、生産現場における日本人従業員、パート・アルバイトが激減していく中、外国人労働者の需要が高まっていますが、外国人労働者の管理未経験ですと、雇用する時になって初めて彼らを管理する場合、経営者も担当者も当惑すると思います。

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来るべき外国人労働者の大量雇用に備え…。

企業経営者、担当者が外国人労働者の管理に慣れておく必要があります。
そのためにも一番手っ取り早いのが外国人技能実習生の受け入れだと思います。なんだか営業チックな話の流れになっていますが^^;実際外国人労働者と触れ合えるのは、企業にとっても悪く無い経験ですよね。

外国人技能実習生受入企業の営業開拓は難しすぎる!

外国人技能実習生を受け入れて外国人労働者の管理を学ぶ!

  • 1~3年間の期限付きである
  • 技能実習生の転職のリスクがゼロ
  • 私的なトラブルが起こった場合、監理団体も対応してくれる
  • 身元がはっきりとしている

外国人技能実習生採用時の学歴

期限付きだから安心?

仕事も日本語もできる実習生であれば永久就職して欲しいと思うのですが、そんな優秀な人間は早々日本に来ないのが実情です。また、潜在的な能力が高かったとしても、同じ国の先輩や同僚がいると彼らに甘えてしまい、程々に手を抜いてしまう。ほどほどにしか日本語を習得しない人もいます。これらは企業、監理団体が日本語学習のルールを設けて勉強させることで、改善することが可能です。まあ、嫌な実習生がいると「あと2年も残っているのかよ…」って気になりますけど^^;

 

転職のリスクがゼロ

就労資格や日本人の配偶者の資格で働いている外国人労働者は、転職が可能です。就労は職種に縛りがあるものの、どの企業で働くかは法的には自由です。そのため、給与が良い企業があれば転職してしまうケースが良くあります。特に溶接工などは、外国人労働者に頼っているのが現状です。私の担当している企業さんにも、外国人の溶接工がいますが非常に流動的で安定しないと言っています。

その点、外国人技能実習生ですと「決まった職種、企業」でないと実習できない縛りがあります。受入企業が倒産しそうな経営危機、もしくは企業が不正行為を行なった場合(実習生に過失がない場合)、他企業での実習が可能です。ただ、職種だけは変更することができません。

 

トラブル対応が楽

ラクは言いすぎかもしれませんが、企業単独でトラブル処理に当たるよりも監理団体や派遣機関と共に対応する方が気持ちとしてはラクでしょう。

受入企業さんに実習生の母国語を話せる通訳がいたり、日本語の達者な実習生がいれば企業さんだけでの対応は可能だと思います。ただ、監理団体を間に挟んで処理した方がスムーズになりますし、企業と実習生が衝突した場合でも緩衝材の役割を果たしてくれます。当事者同士がぶつかり合うとまとまる話もまとまりませんから、こんな時第三者がいてくれるとありがたいですよね。

また、イザという時は派遣機関に連絡をして、実習生の家族から本人に説得してもらうことも可能です。

 

身元がはっきりとしている!

これは安心です!入国当初からニセのパスポート、在留カードを所持していた実習生は当然ながら皆無です^^!実際にあったことですが、ハローワークを通じて採用したり、外国人労働者の知人(外国籍)を採用したらパスポートや在留カードが偽物だったなんてこともあります。

在留カードやパスポートの偽物なんて、我々が見たってわかりません。

不法滞在者が実習実施機関(企業)に在籍していたこと

正規のルートで入国している技能実習生は「身元」に関しては非常にしっかりしています。

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企業担当者もパワーアップする!

企業担当者も外国人技能実習生を受け入れていると、外国人労働者に対する免疫がついてきます。
日常的な交流をすることで彼らとの共通点を見つける。彼らの風習、考え方を学ぶ。外国人技能実習生を受け入れることで大なり小なりトラブルは避けられません。5年受け入れていれば些細な喧嘩もあります。日本人スタッフに楯突く人もいるでしょう。

そのたびに問題を解決していくことで、企業担当者や彼らと一緒に働いているスタッフは強くなっていきます。外国人技能実習生をなだめたり、説得したりすることで彼らに対する理解がより一層深まります。

私は、多少なりとも修羅場をくぐってきた担当者達とは非常に仲良しです。
しこりの残らないようトラブル処理をすれば、お互いにとってこの経験は財産です。初めは実習生が体調不良で休んだだけでオタオタしていた担当者が、実習生同士の喧嘩、彼らの不当な要求などを経験し、修羅場をくぐった担当者たちは、次に何か問題が起こっても慌てずに対処してくれます。

外国人労働者を大量に雇用するときの予行練習にもなります。

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