2カ国以上の外国人技能実習生を混在させるリスクとメリットは?

「ベトナム人と中国人両方入れたほうがよいのかな?」

ここ2,3年良く聞かれる質問です。

2012年の頃は、尖閣問題が尖鋭化し中国で反日暴動が高まり、官製デモと呼ばれるデモに参加していた暴徒たちは、日本車をひっくり返し、イオンなどの日本企業の窓ガラスを叩き割ったり、商品を奪い取るという、素晴らしい国連常任理事国振りを全世界に疲労してくれました。また、人の往来にも影響が出て、中国人技能実習生をベトナム人技能実習生に切り替えた企業もたくさんありました。

中国人民たちの情緒、共産党のご都合主義によって、日中政治経済がめちゃくちゃになってしまうチャイナ・リスクが生まれました。

中国人とベトナム人が技能実習生の大半を占めています。その理由はいくつもありますが、人材が揃えやすく、入国手続が他の国に比べて簡素であることが上げられます。だから、外国人技能実習生=中国人&ベトナム人となるのでしょう。という訳で、ここでは中国人とベトナム人を、大体半数ずつ受け入れる場合のメリット、リスクをあげてみます。

メリット

  • 中国が極端な反日行動を取った場合、中国人が入国出来なくても、ベトナム人で補える。
  • 中国人とベトナム人との間では日本語が共通語となる。外国人同士で日本語を話す方が、日本人と日本語で話すよりも気楽なため、簡単な日常会話レベルまでの上達が早い。
  • 実習指導員、生活指導員に多国籍の外国人を管理する能力がつく。

デメリット

  • 中国人とベトナム人の反目
  • ベトナム語、中国語での資料作成が必要
  • 生活面での管理が大変

それでも、メリットの方が大きいと思います。反目すると言っても、ちょっとした不満や愚痴をこぼすのがほとんどです。巡回時にインタビューすれば、中国人はベトナム人の悪口を言い、ベトナム人は中国人の悪口を言います。でも、うちの組合を見る限りは目立った衝突はそれほど多くはありません。

・先輩の中国人実習生のベトナム人に対する態度が横柄。
・中国人ばかり楽な仕事をやっている

女性のベトナム人技能実習生が先輩である中国人技能実習生の頬をビンタしたり、ひっかき合いをしたこともありましたけど。

この二つはよく聞きますけどね^^;
ケンカとなると、おそらく歯止めがきかないでしょうね。新聞記事ではベトナム人技能実習生が集団で中国人技能実習生を殺したり、またその逆もあります。言葉も違うし、民族が違うとなおさらエキサイトしてしまい、動けなくなるまで暴力を奮ってしまうのでしょう。まあ、中国人の場合相手が誰であろうと徹底していますけど。

言葉通じないと、お互いの間に誤解が生じた場合非常に危険ですよね。仮に一触即発の事態、あるいは手を出したばかりのとき、相手をなだめたり、誤解を解くような言葉を言っても聞いてもらえないとなると、事態は悪化するばかりです。

 

どんなリスクを負うべきなのかを考える

1カ国から技能実習生を受け入れていなければ、上記のようなトラブルはないでしょう。

しかし、万一、中国のように国情が一気に不安定になり、且つ反日行動が激しくなった場合、現在在籍している技能実習生たちはあからさまな反日行動は取らなくても、中国からの派遣が減るのは間違いありません。尖閣問題で大騒ぎになった時は、募集しても候補者たちがなかなか集まりませんでした。

また、日本全国が有事になった時も大変です。北朝鮮のミサイルなどの直接的な軍事行動があった場合、国内にいる反日分子(日本人の極左や一部の朝鮮人、中国人)がテロなどを起こす可能性だってあります。もし、起こった時、例え今まで真面目に仕事をしてきた中国人技能実習生であっても、彼に対する視線は変わるでしょう。

「もしかして、彼も悪い中国人に誘われてテロなどに参加するのでは?」
「失踪しないだろうか?」

かたや、中国人技能実習生本人も肩身が狭いでしょう。もし、中国で同様のことが起こったら、在中国の日本人たちは人質になるかもしれないし、良くて強制退去でしょう。こんな物騒中国で育った彼らですから、日本政府も共産党政府同様に我々を弾圧するのでは…と不安に思うかもしれません。

  1. 万が一のときのために2カ国から技能実習生を入れるのか。
  2. 万が一のリスクを回避するために、日常的なトラブルの発生率が高くなるリスクをとるか。

この2択ですね。どちらも間違いでは無いと思います。
しかし、そもそも反日国家からの技能実習生受け入れはリスクが高いといえます。技能実習生個人の資質だけでなく、国家の問題です。日本人には到底考えられない手法で殺人を犯す人もいます。

特定の民族を憎悪させるための教育を幼児期から施している国です。ちょっとした火花ですぐに引火してしまうダイナマイトのようなものなので、万万が一のリスクも考慮しなければなりませんね。

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