外国人実習生受け入れを赤裸々にっ!

外国人技能実習生の受入れで起こったトラブル、選抜方法、失踪、どんな監理をすればよいのか…すべて書きますっ!

企業の不正行為 監理団体の不正行為

外国人技能実習生受入職種を偽装!バレたら受入れ停止でしょ!

私が入社したての頃の団体はひどいものでした。企業が労基関連法違反、入管法違反をしていても目をつぶってやり、企業と結託して入管に虚偽の報告を行っていました。入管を騙し、JITCOを誤魔化し…今でこそこれらの不良企業を糾すなり、受入をやめましたが、これって監理団体にこそ問題があるのです。

 

職種を偽装したことによって、企業が受け入れ停止に!

これは上司に聞いたウチの黒歴史と言ってもよい、まだ私が入社する前に起こった出来事でした。某大手企業が研修生・実習生を大量に受け入れておりました。その人数、100を超えているどころか、200に迫る勢いでした。細かい作業を書いてしまうとバレてしまうので、製品の詳細は省きますが、プラスチックを使った小物の製品組立作業です。完全なライン作業であり、単純作業でした。どんな工場にもかならずあるのが「機械」です。機械はメンテナンスをしなければなりません…。ここまで書けば業界の方ならわかると思いますが、そう、「機械保守作業」で入国を申請したのです。

3年職種なんですが、最近ではJITCO、入管のチェックが厳しく、真っ当な機械保守でなければ通らなくなりました。「機械保守という極めて重大な仕事を、日本語の不自由な外国人技能実習生にやらせること自体不安だ」とJITCOの職員が言っていたのを思い出しました。だったらそんな職種を設けるなよ…といいたくなりました。

この機械保守。当時はまだJITCOや入管のチェックが甘かったので、割りと簡単に許可をもらえたそうです。ラインの単純作業だけど、機械保守で入国させられるなんて普通の企業が思いつくはずがありません。監理団体が企業をそそのかさない限り、こんな案は出てきません。インチキ、イカサマな受入がまかり通り、3年は持ったようです。

しかし、36協定を無視した過度な残業時間、研修生に残業をさせたり、実習生に月あたり100時間以上の残業をさせていたことが労基署の臨検により発覚。それが入管にいったものですから大変です。沙汰待ちの時間が長く、降りてきた処分はその企業は5年間の受入停止処分、現在在籍している実習生は全員帰国という厳しいものでした。

 

当然のことながら実習生はデモ活動さながらで大反対

帰国は絶対にしない。賠償金を払えと大変な騒ぎとなりました。実習生を寮に閉じ込めたり、実習生達と賠償金の交渉をし落とし所を見つけるために長らく交渉。団体はその間この企業をドル箱扱いして儲けていましたが、当然の事ながらつけは回って来ました。賠償金の一部を企業と負担。更に入管からは当時の「準不正行為」をくだされ、団体傘下のその他企業の実習生の在留期間が6ヶ月ごとの更新となり、新規の受入が1年課3年か忘れましたが停止となりました…。その他の事業と在籍している実習生のみで生計を立てねばならないという厳しい状況に陥ったそうです。自分にとっては黎明期の出来事ですが…恐ろしいことです。JITCOによると未だに機械保守で申請してくる団体、企業があるようですが、そのほとんどが認可されていないようです。

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受入職種に必須な機械を無理やり設置してJITCOの目をくらます

今でこそJITCO、入管のチェックが厳しくなっており、受入経験の無い企業が新規で実習生を受け入れようとする場合、申請している職種と現場がマッチングしているか、必要な機械、工具類が揃っているか写真の提出を求められることがあります。しかし、以前は今ほど厳しくありませんでしたので、職種の偽装をしていた企業が幾つかありました。

 

JITCO巡回員の目をくらます!

和菓子製造で受け入れていたA社。
お菓子作りと出来上がった製品を袋や缶詰に詰めたり、梱包するのがメインでした。
缶詰に羊羹などを詰めるのですが、「缶詰巻き締め機」を使うような作業はありませんでした。スチールの薄い板をくるくると巻いてやるのでしょうけど…実際にそんな作業はありません。でも、この会社は缶詰巻き締めで3年の実習生を受け入れていました。

2,3年に一度来るか来ないかのJITCO巡回員を誤魔化せば安泰という考えが団体にも企業にもありました。巻き締め作業は普段の仕事でないのに、機械は常時置いてありません。JITCOの巡回員が来る日に、取引先から「巻き締め機」をレンタルして現場に設置。

これで誤魔化していたそうです。

今では通りませんからね!こんな悪知恵!絶対に真似しないように!

 

その他、溶断作業しかやっていないのに溶接で3年実習申請をしたり…。溶接で受け入れたけれど、物の見事に技能移行試験で落第したため実習生は帰国。実習生の日本語能力というか…学力、人間レベルがあまりにも低かったので受からなかったといえます。むしろこれは塞翁が馬と言って良いほどの幸運だったと思います。入管の手入れが入ってからでは遅いでしょうし、JITCO巡回でバレる可能性も高かったでしょう。

ハーネス作業しかやっていないのに電子機器組立で3年職種として申請!巻き締めと同様、作業に必要な機械を巡回日にだけ設置。

ペットボトルに水を詰めるだけなのに、プラスチック成形で入れようとしたり…これはさすがに未遂で終わったようです。

ペットボトル、溶断作業は実習生黎明期の頃の話ですが、巻き締め、ハーネスについてはついこの前のお話です。今ではお天道様の元で実習生の受け入れを行っていますし、経営陣がすっかり変わったので、監理団体としてまともに機能しています。ここ数年は大きな案件が無いので小康状態を保っております。

 

職種の偽装は・・・

 

絶対にアカンっ!




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