お金に頓着しなくなった外国人技能実習生は扱いづらい。ゲーム依存症

ゲーマー。
ゲームマニア。
ゲームオタク。

私が高校生の頃によく聞かれ始めた言葉です。当時はファミコンやプレステ、セガサターンなどの家庭用ゲーム機か、ゲーセンの対戦格闘アクションゲーム、シューティングゲームにドハマリしていた人に使った言葉ではないでしょうか?

今では上記に加え、PCやスマホでのオンラインゲームが大いに大流行しています。私は恥ずかしながらオンラインゲームをやったことがありません。オンラインゲームが出始めた頃、「武器や防具、アイテムを現実の通貨で購入する」と聞いたときにはびっくりしました。そんな馬鹿なやつがいるのかと。

ゲーム内で雑魚を倒しまくってゴールドを稼ぐのがRPGじゃないですか!?

でも、韓国、台湾、中国ではオンラインゲームが爆発的な人気で、あまりにもハマりすぎてしまい寝食を忘れ、2,3日ぶっつづけて遊んだ挙句てんかんを発症し死に至ったケースはたくさんあります。

中国人技能実習生でオンラインゲームにハマる人が急増中!

頻繁に休暇を取ることが多くなった実習生A。会社に休みを申請する時も、事前に申請するのではなく、当日「頭が痛いから」「お腹が痛いから」「風邪ひいたから」「だるいから」と言って休んでいました。

企業担当者と一緒に宿舎を訪問して彼の様子を伺うと、漏れ聞こえてくるゲームの効果音。体調不良の時にゲームをやることもあるでしょう。私だって小学生の頃風邪で休んで、ちょっと気分がよくなってからファミコンをしたことありますよ。しかし、彼の場合は体調不良で休むことが頻繁でした。

確かに微熱があるけれども、体調不良だったら休むだけでは治りません。きちんと病院へ行けと指導し、叩き起こして病院へ行かせました。体調不良は自己管理がなっていないから、睡眠食事をきちんととり、眠る時もきちんと服を着て布団をかけること。中国人の男って素っ裸でガンガン暖房入れて寝やがるんですよね。喉を痛めてそれがきっかけで風邪を引く。中国の暖房は温水を使ったヒーターで、日本のエアコンとは違うので、同じ感覚で使うと喉を痛めます。
いくら指導しても体調不良は続きました。

 

ゲームの依存症?

有給を使い果たしてしまいました。それでも平気で欠勤する実習生。金に頓着がないのか…?正直、この手の実習生は初めてです。有給が無くても欠勤する場合、うつ病やその他の病気でやむを得ずというのは過去にありましたが。

同室の実習生からクレームが来ました。件の実習生が夜中ゲームをしてはしゃいでいると。

  • 夜中、ゲームの効果音、負けた時に大声で口汚く罵る。
  • 負けると機嫌が悪く、八つ当たりをする(食器を洗わない、物を乱暴に扱う)
  • ゲームに課金しすぎて貯金ゼロ。

ゲームの課金か…。日本もパズドラでしたっけ?ファイナルファンタジー系やドラクエ系などの今のアラフォー世代、ミドサー世代を狙いまくった課金ゲームが流行っています。実習生らが遊ぶのは台湾、韓国系のゲームなんです。こっちのゲームの課金度合いは相当えげつないです。金額も去ることながら、中毒性が強いようで、ゲームを長時間やり続けて死んだ人もいるくらいです。

現実の通貨で武器防具を購入して大喜び。でも、ゲームが一度終われば現実に引き戻されます。この実習生が休んだ日、再び宿舎を訪問。元気そうにゲームをしていました。

話を聞くと、貯金ゼロ。奥さんと子供にどう顔合わせするんだと問い詰めたら、

「泥棒にあったってことで…へひひw」

 

クズがっ!

 

今後注意して行くべき実習生のゲーム依存症

送金をしばらくしていないので家族にだってそのうちバレるでしょう。こういうのに限って、家族からのプレッシャーに弱く、貯金ゼロってことを非難されたら、失踪する可能性も出てきます。あと一回でも欠勤をしたら強制帰国させます。

貯金ゼロだから怖いもの無しで平気で休むんでしょうね。
パチンコ、スロット、競馬などの賭博とは違った形で怖いです。日本の若者も高級車を買ったり、派手に遊ぶことはなくなったそうですが、ではそのお金がどこに使われているかというと、こういったスマホやPCの課金ゲームに行っているんですよね…。

実習生の間ではゲーム依存症予備軍がいるので非常にやっかいです。同じ実習生からの報告がない限りわかりません。ゲーム依存症、新たな脅威になりつつあるのかもしれません。

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