そういえば、こんな話がありましたね…。
文春の記事が秀逸でしたのでご紹介します。
人を殺してもへっちゃらって…。ひどい技能実習生です。
まともな人が、低賃金でブラックな労働環境、牡蠣の殻剥きをしているうちに人格が崩壊し、悪の道へと走っていた…。
というわけではなく、ジエウなるベトナム人実習生は元々人間的に問題のある人物だったそうです。
そんな人物を雇用しちゃいけません。
今回のポイント
・技能実習生を選抜する際、素行の悪そうなのは最初から雇わないこと
・採用に迷う人材は、採用しないこと
監理団体もしっかり人選してほしいです。
ジエウが来た年は送り出しに問題があり、質の悪い人間ばかりが来た…。同送り出し機関の実習生は近隣の会社にもやってきたそうで、みんな失踪してしまったとのこと。その中でもジエウは「特異」であり、大変不真面目で日本に実習に来たとは思えないほど。
・いい加減な性格
・日本語はうまい
・他人に無関心でベトナム人とも打ち解けない
・人を殺しても平気で逃げそうな感じ
・すれていた感じ
・愛嬌が薄い
・全体的に漂う無気力な雰囲気
この後、逃亡するジエウ。
この会社では、今まで受け入れていた技能実習生は頻繁に失踪していた様子。
ジエウが急に愛嬌がよくなり、仕事の手際もよくなった。
「態度が急によくなった」
これはベトナム人技能実習生が失踪する兆候だそうです。前途が開け、ハイテンションでわっくわくの精神状態なのでしょう。記事にもある通り、中国人が失踪する場合何の兆候もありません。同僚の実習生も、まったく事情を知らないことが多く、失踪後は元同僚のSNSとのつながりをきれいに断ち切っていきます。
失踪の兆候として覚えておくとよいですね。
同僚の実習生たちから借金をして、それからバックレるのもベトナム人実習生の特色です。金銭の貸し借りについては毎月の訪問指導で確認するべきですね。
それにしても…ジエウに500円しか貸さなかった人…。
ジエウの人となりがうかがえる。ちなみに彼女は、事故以前に茨城県内で半同棲状態にあったボーイフレンドに対しては、かつてA水産から逃亡した理由を「中国人の先輩にいじめられたから」と話していたが(ちなみにベトナムは歴史的経緯や領土問題から、庶民の対中国感情が非常に悪い)、A氏によると中国人の従業員はその年は働いていなかったという。
2020年12月、茨城県内で死亡ひき逃げ事件を起こした当時も、ジエウは仮放免された不法滞在者であり、しかもわずか3ヶ月半前に無免許運転で有罪判決を受けて執行猶予中の身だった。それにもかかわらず、無車検・無保険の自動車を再び無免許で運転して無謀な運転をおこない、対人事故を起こしたうえ、負傷者を救護せずに逃走して人命を奪うことになった。
詳しくは『文藝春秋』4月号に書いたが、彼女のような人物──。すなわち、現在の技能実習制度のもとで来日した外国人労働者のなかでも、質の低い(と書くしかない)層の人材が実習先を逃亡した後に無免許運転をおこなって交通事故を起こす例は、近年かなり増加している。報道された事例だけでも、2020年に十数件。新聞に載らないレベルの対物事故や、さらには通報がなされなかった例まで含めれば、実際は10倍以上あるかもしれない。
罪の意識がない。
他人ことを考えない。
人格的に大事なものが欠落した人間ほど恐ろしいものはありませんね…。
罪の意識がない無法者。
記事にある通り、まさに「「低度外国人材」ですね。
学力、モラル、素養も低い人が技能実習生としてやってくる。特に水産加工、農業、建築にこのような人材が集中します。
工場勤務への募集には、比較的マシな人材がやってきますし、採用側もそれほど妥協せずに採用が可能です。そこからこぼれた人たちが最後に流れるのが水産加工などの低賃金、重労働の職種です。
送り出し機関に問題がある場合、実習生の質はさらに下がります。
選抜は慎重に!と言いたいですが…その前に入国緩和が先か^^;