早期リタイアいわゆるFIREを目指していた人いる?

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早期リタイヤ、プチリタイヤというワードが流行った時期がありましたね。
もう15年以上前でしたかね。「金持ち父さん」が日本で流行った頃、ネットでも話題になっていたと思います。

早期リタイアを実現する「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)」

私も、一時期あこがれたことがありました。本業は本業で稼ぎつつ、ネット等を活用して小さな副業で稼いでいく。副業での収入を拡大し、本業がダメになっても、アルバイトと併用すれば家族を養っていける程度の収入があればと思っていました。

「早期リタイヤしたい!」

と、思っていたのは30歳前半くらいですかね…(^^;

今は正直思っておりません。

動けなくなるまで働いていた方がよっぽど良いという考えに変わりました。
テレワークで家で仕事をするのが嫌になったのが、その理由の一つでしょうか。家族がいると仕事ができない。家で仕事をしてプチリタイヤなんて嫌だなあと。何かしら社会と接していたいので、年金をもらいながらアルバイトでもやりながら暮らしていそうです。まあ、そもそも私が年金受給世代になったら、アルバイトしないと生きていけない状況だと思いますが(^^;

セミリタイアを目指している時って、仕事も一生懸命、仕事や仕事以外の興味のある事柄に関する勉強もしていました。早くセミリタイアするために頑張っていたので、セミリタイアを目指すことで自分が成長できた気がします。

 

どうして今の若者はセミリタイアを目指すのか?

年功序列制が当たり前だった日本。
欧米に追い付け追い越せ、日本のやり方は古い、国際社会で勝てないと言われ始め、欧米の成果主義を導入し始めたのが、20数年ほど前でしたでしょうか?

成果主義の評価の仕方もわからず、先進的な主義として導入した企業が多数。

若者たちは仕事をせずに高給を得ている高年の社員に対して含むところもありましたし、成果が評価されればより高い給与をもらえると思っていました。

ところが、一向に給与は上がらない。評価もされない。

成果主義とは何ぞや?
もうわかっていますね。

社員の給与を上げないための口実に過ぎません。

私が働き始めたころは、40代、50代の職員はそれなりにお金をもらっていました。
でも、今の40代、50代はどうでしょうか?20代の給与に毛が生えた程度の給与しかもらっていない人がたくさんいます。

実習実施者の訪問をしているとそういう人、結構見かけます。
もちろん私も薄給。

「今年は収益が少なかったのでボーナスなし」
「昨年より利益が少なかったので昇給なし」
「インフルエンザに罹ったからボーナスカット」

成果主義を導入して喜んでいるのは、経営者とごくわずかの周辺の幹部だけですよ。
こじつけて社員の給与を上げませんからね。

若者にとっては、今頑張って経験と社歴を重ねれば先輩たちのようになれるから頑張れたんですよ。年功序列のころは。

しかし、今はそれすら望めないとなると、就職して同じ会社に勤めても先が見えていますし、会社への忠誠心など生まれない。上司との飲みなんてますますくだらなくなる。

だったら、今のうちに頑張ってお金をためて、副業や投資などで資産を増やして、セミリタイアしたくなりますよ。気持ちはよくわかります。

日本の年功序列が崩れて、頑張る目標がなくなった。
賃金が上がらないのであれば、努力する甲斐もない。
工場での現場作業はほぼ非正規。保証や待遇が正社員より劣る。生活できない。家族を養えない。

そりゃあ、外国人労働者が流行るわけです。

 

今の50代(半ば以上)、60代、70代は本当にいい時代に働いていました。老後の年金も手厚いし。

そんな連中に「今の若いもんは!」と言われると本当に頭にきますよね。

え?戦後まもなく生まれて若いころ苦労した?

そういう人もいたでしょう。物がなくて大変だったと思います。

でもね、戦後まもなく生まれたあなたたちが日本を再興させたと言い張るのは、絶対に受け入れられません。上り調子の時でしたからウンと働けば家族も養えたし、収入も上がった。

終戦後特に頑張ったのは、その当時20代~40代の方たちですよ?
まだ生まれていないあんた達でもなく、当時未就学児、小学生だったあんたたちではないということ。

話がそれましたが、FIREそのものに関して、私は昔ほど憧れもなくやろうとも思いません。ただ、本業以外の収入を増やしたいと思うだけです。死ぬまで現役でいたい。

ただ、FIREを目指すことに関してはとても理解できるし、そのために努力することはとても良いことだと思っています。

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