とにかく難癖をつけられた時期

組合に入社したばかりの頃は右も左も分からず、制度も何も全くわからないまま現場に急行させられることが多かったです。制度に疎い上層部、法律無視上等、巡回等で指揮を取るべき課長、係長クラスがぼんくら、不正行為に手を染めている状態でした。そんな組合内の事情もわからず、面倒くさい仕事やクレームだけを押し付けられておりました。

組合職員A「ちょっと実習生の部屋を見てきて。きちんと掃除されているかどうか」

で、行ってきました。確か建築系の技能実習生3名でした。2DKの部屋に住んでおり、部屋の広さもまあまあ。でもChina人ですので他人のものは遠慮なく汚し、壊すという民族の伝統を実践した部屋で悪臭が漂っていました。

部屋は片付けられていましたが、損傷箇所が多く、部屋の外に粗大ごみも積み上げられていました。先輩職員のAさんからは何も聞いていませんでしたので、粗大ごみの処理については企業でするものかと思っておりました。

写真はイメージ^^;

企業担当者到着。

「なんじゃこりゃー!ゴミのやまやんけ!」

げええ?

粗大ごみは自分たちで捨てるよう企業担当者からAさんに依頼していたそうです。ところが、実習生たちは何も聞いていない(聞いたかもしれないがとぼけているだけ)と言い張り、Aさん本人は来ておらず事実確認ができません。

「おたくら組合の仕事だろうが!きちんと処分させろ!費用はぜったいにうちは持たんぞ!」

ゴミ問題でなく常日頃いい加減な管理しかしていない組合に対する不安を爆発させました。いい加減も何もそもそも巡回に来ないと不満をぶちまけてくれました。私と波長があったのか…ひたすら話を聞いているうちに物腰が柔らかくなってきました。

君も入ったばかりで困っているだろうと思うけれども…と。

私は困ってしまって管轄の役所に電話。回収日はすでに過ぎており回収には来てくれません。ただ、ゴミ処理場で処分はしてくれるとのことでした。やや怒りが静まった企業担当者にお願いして社用の軽トラを借りてゴミ処分場へ。これで一件落着。

 

ヘルニア実習生を帰国へと追い込む本部長

キチガイ本部長が本性を現し始め、我々監理団体のような下請けに対してだけでなく、同僚、上司に対しても牙を剥き始めました。彼は社長の親族だそうで機嫌が悪くなるととにかく当たり散らす。正論だろうとなんだろうと自分に反対するものは徹底的にいじめ抜くか、退職に追い込むひどい輩でした。

本部長の下でへーこら働いていた管理部長さんが私の担当。実習生も真面目で日本語も上手で順風満帆でした。ところが、3年目になって実習生1名がヘルニアを発症。

管理部長さんと毎月お会いしていましたが、白髪が増え、お腹がどんどん大きくなっていたのでどうしたのかと聞いたところ、上記の本部長の話となったわけです。私も何度かお会いしましたが、その時は異常な印象は受けませんでした。

しかし、ヘルニアを発症した実習生が休みがちになると、突然私にブチ切れ。

「あんなヤツ、いつまでもおいておけねえよ!もう帰らせろよ!」

休むったって…3日程度ですし、できる仕事はやっている。残りの任期も3ヶ月なので穏便に済ませていただけませんかとお願いしたら更にブチギレ。

  1. あいつが休んだ分会社の損害になっている。組合が保障しろ。
  2. 病院に付き添った社員の日当と交通費を出せ!
  3. 今後休んだ場合は有給ではなく欠勤にしてやる。

さすがに私もそれは受けかねると応じ、同席していた管理部長も本部長に対して異を唱えました。そこで更にブチギレ。数日後、この管理部長は解雇同様に会社を去りました。

私はよく担当者以外の方ともおしゃべりをするのですが、他の職員の話によると3ヶ月で6人解雇したとのこと。それも古参の職員ですよ。それ以降、担当が管理部長から本部長になったせいか、毎日、一日何度も脅迫まがいの電話がかかってきました。

主張は上記の3点。

跳ね除け続けましたが精神的にかなりの負担でしたね。実習生は自分が冷遇されているためか、時折泣きながら訴えてきました。出社しても本部長から嫌味を言われたり、早く帰れ(帰国しろ)と言われたそうです。彼もやる気がなくなってしまい自主的に帰国。やるせないなあ…。

帰国の渡航費用も支払いたくないと言い張る本部長。契約違反も甚だしい。うちの上司とも検討しましたが、結局彼の分の渡航費は組合持ち。嫌な企業でした。

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