他人に恨まれているといつか報いを受けます

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先日Chinaに出張に行った際ちょっと怖い話を聞きました。
このChina派遣機関はベトナムにも支社がありベトナム人技能実習生を派遣しています。ベトナム支社にはベトナム人職員以外にもChina人も出向しています。

ある監理団体の日本人が現地の警察に捕まり多額の罰金を支払ったとのことです。

彼はベトナムで相当好き勝手していたそうです。

  1. ベトナム派遣機関のスタッフに対するセクハラ、パワハラ
  2. ベトナム人売春婦に対する暴行、性的虐待
  3. 派遣機関に対して過度なキックバックを要求していた

頻繁にベトナムにやってくる割には採用人数が1~3名の建築零細企業ばかりで、しかも失踪が多く、企業数もそれほど多くない。しかも、3年実習の予定なのに60%の実習生が1年目にして失踪。2年目の失踪率も高く相当悪徳な企業だそうです。



このブログで何度も書いているようにキックバックを支払っている派遣機関は、キックバックとして支払われるお金を技能実習生たちから巻き上げています。出国費用として巻き上げて自分たちが損をしないようにです。

そんなわけで技能実習生たちは国内の教育施設に入校した時点で「借金地獄」が始まります。日本で実習をしても思うように稼げず借金だけがのしかかる。やむにやまれて失踪…というのが典型的なパターンです。

保証金を預かっている(違法)派遣機関に関しては、保証金を没収してしまえば大きな損にはなりませんが、実習生家族との間に軋轢が生じます。組織対個人とはいえこれが10件、20件、100件となっていた場合悪評が広がり募集に応ずる人たちも減っていくでしょう。

上記の男を優遇して技能実習生を派遣してもリスクの方が明らかに大きい。詳しい事情はわかりませんが、公には虐待を受けた売春婦が警察に通報したためということです。

China派遣機関に対してはキックバックとかやめるよう伝えろ…と言いましたが、聞く耳を持たないでしょう。

ベトナムでも売春は違法ですからね。
ただ、売春婦個人が訴えたわけではないでしょう。売春婦を管理しているのはその地域の黒社会でしょうし、通報するにしても黒社会の同意を得なければならないはずです。

言い方が悪いですが商売道具を傷つけられた場合、警察よりも黒社会にリンチされて身ぐるみ剥がされることになるでしょう。下手すりゃ命にかかることも…。もし、彼らの言っている通り警察に捕まったのであれば不幸中の幸いといえます。しばらく入国禁止になるでしょうけど。

ベトナムのような社会体制では民間企業でも一定の政治力(政治家や公務員との関係)を持っていないとまともに商売できません。ヤクザも警察以外に派遣機関の顔色も伺わないといけませんからね。

この男がとっ捕まったことを半ば黙認していたのかもしれませんね。

やはり悪いやつというのはいずれ痛い目に遭う。

もしも、ですよ。



悪どい輩(キックバックをもらっている。技能実習制度を守らずに私腹を肥やしている組合幹部やブローカー)を懲らしめたいのであれば、ベトナム等で売春婦を購入(コイツラは基本的に女遊びが大好きです)した際、地元警察に通報して現行犯逮捕してもらうという荒業も…。

腐った幹部ばかりだけど、一般職員は法令遵守で制度をきちんと運営している。こいつらを日本の技能実習法で裁こうとすると監理団体そのものがお取り潰しになってしまうし、会員企業にもご迷惑をかけてしまう。

であるならば…海外で法律違反をした場合にパクってもらい、監理団体から辞職してもらうようにする…こんなスムーズに行くとは限らないと思いますが、どうしようもないやつってどこにでもいますよね。

いくら悪どい輩でも日本人であればこのことを恥じて辞職すると思いますが、隣国の連中は面の皮が厚く金に汚いので辞職するとは限りません。ただ、たいへん狡猾なのでそんなヘマはしないでしょう。うまくベトナム側を懐柔しながら、極端なキックバックを要求せずに生かさず殺さずやっていくのが彼らです。

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