近隣住民とのトラブルを未然に防ぐには

外国人技能実習生と近隣住民とのトラブルは数年前と比べてほとんどなくなってきました。外国人技能実習生が日本のルールを守り、モラルも向上してきたのかな~と思ってはいるのですが…、ちょっと心配なのは長年に渡って技能実習生を受け入れているアパート、マンションの近隣住民は、技能実習生慣れしてしまったか、我慢しているのではということです。

まあ、クレームが入っていないので大丈夫なのでしょうけど。

ただ、初めて技能実習生を受け入れる企業さんはきちんと実習生に説明して上げなければなりませんし、いや、むしろこの役目は監理団体でしょう。



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近隣住民との良好な人間関係を築く

向こう三軒両隣と言われるように、技能実習生が入居する前に監理団体と企業のスタッフが挨拶をして回るべきです。もちろん、実習生達が入居してきたら、彼ら本人たちからも挨拶させましょう。

日頃の挨拶

マンション、アパートで暮らしていれば近隣住民と顔を合わせる機会は嫌というほどあるでしょう。その際は必ず自分から挨拶させるよう教育しましょう。挨拶をされてうるさいと思われる人は少ないでしょうし、むしろ嬉しいと感じることの方が多いのです。必要以上に大きな声で挨拶をする必要はありません。

アパート、マンションの決まりに従う

物件の管理団体もしくは、住民自らが自発的に集まって階段やゴミ集積場などの公共部分を輪番制で清掃しているケースがあります。昔から住んでいる住人たちは、日本語がほとんど話せない外国人を誘ったりすることは殆ど無いでしょう。

「じゃあ、参加させる必要もない。トラブルの元になるかもしれないし」

で、済ませてはいけませんよ!
これは地域住民との交流のチャンスなんです。
こちらから参加の意志を伝えて、是非とも掃除などの作業に加わるべきです。

言葉が通じない外国人だからこそ、地域住民との交流が必要なのです。相手にとって、外国人が大量入居してきたら不安になるでしょう。言葉が話せなくても「悪い人ではなさそう」「溶け込もうと努力している」「一生懸命頑張っているな」と思われる事が大事です。情が通ってくれば、実習生達がもしトラブルを起こしかけたとしても、普段仲良くしている住民たちの事を思い浮かべれば、多少なりともトラブルにブレーキはかかるでしょう。

いくら教育しているとは言え、技能実習生たちがどうしても騒いでしまう時だってあるでしょう。特に、旧正月が迫ってきており、中国、ベトナムなどの東南アジアは旧暦の年を越します。歌ったり、おしゃべりをして騒ぐかもしれません。

その際、地域住民と日頃から交流していれば、彼らとて「うるさい!出て行け!」などと激怒する人も多くはないはずです。直接注意くらいはされるかもしれませんが、注意されないよりもマシです。注意せずに怒りを溜め込み、受け入れ先の企業に怒りの矛先が向いてしまうのが最悪のケースです。

旧正月が近づいています。
労災事故や私生活で羽目をはずし過ぎないよう実習生たちに釘を刺すと同時に、改めて近隣住民ときちんと挨拶するよう指導し、普段話しをしている住民に、中国人実習生の場合でしたら水餃子などを配るのも良いですね。


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