技能実習生の闇バイトの進化

技能実習生のアルバイト、法律的に完全にアウトです。

私は過去、アルバイトをしていた中国人技能実習生を帰国させたことがありますが、それはもう10年ほど前の話です。

農家や建設現場、溶接技術を持った者は別の企業でアルバイトをしていました。

SNSが流行し始めるとともに、バイトも形態も変わってきました。
買い出しのアルバイト、身代わりになって行列に並ぶアルバイト。少額ですが、技能実習生にとっては休日を生かしたアルバイトとなっています。

私も当時取締を強化し、他の技能実習生やその会社の職員からの目撃情報はなくなりました。


厄介だったのが転売系

随分前ですが、他組合の技能実習生がおむつや粉ミルクを大量に購入していたという話を聞きました。在日、あるいは中国から依頼を受けて粉ミルク等を購入していたのでしょう。購入から発送まで請け負っていくらか上がりを得ているケースもありました。

技能実習生自身が日本国内で転売をしていたのも、同室の技能実習生からタレコミがあり厳重注意しました。

日本国内で様々な物を仕入れて中国のみでなく日本国内にも発送。
日本にいる中国人が顧客だと思います。転売をやっていた技能実習生は女性で、その彼氏が在日中国人でクレジットカードを持っていた。

彼のクレジットカードで買い物をして、それをまた日本国内のどこかへ発送。

同室の実習生からの報告があったので、非番の時を狙って部屋に踏み込みました。
宛先は在日の中国人宛でした。フライパンとか調理器具が5点。自分たちはボロい調理器具を使っているのに。

それを転売するつもりだったのでしょう。

詳しいことは口を割りませんでしたが、転売していたことは認めたので帰国してもらいました。

SNSの微信でアルバイトを探し、欲しがっている商品を送ってあげていたとのこと。

思えば、コロナ禍以前はいろいろな事件がありました。コロナ時代もありましたけど、失踪やアルバイト案件がほぼなくなりました。やはり、引きこもりがちなのとどこの誰かもわからない馬の骨を雇うところも少ないでしょう。



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