特定技能者は技能実習生と違います。
法律的に技能実習生と比べて縛りが緩いです。
- 帰国費用は特定技能者負担でも構わない。
- 水道光熱費を全額特定技能者負担でも構わない。
この点が企業にとって魅力的に映るのでしょう。特定技能者負担にさせたがります。
技能実習生よりも給与を高く設定しないといけないのですが…。
技能実習生2号 900円
特定活動 950円
何なのこれw?
賃金の上昇幅よりも、時給そのものが低いんだよ!
「才谷さん、思い切って50円時給を上げましたよ!やる気になってくれますかね?」
でも、水道光熱費と家賃は自己負担。その分を概算させたら63000円。
さらに社会保険などを控除すると、手取りは60000円台に…。
どうやったらやる気出るんですか?
食費だけでも20000円かかります。
貯金できたとしても40000円ちょい。
技能実習生であれば、家賃も光熱費も大半を企業が負担してくれるので、残業がなくても8~9万は貯金できます。
特定技能者も残業はあるものの、10万貯金できれば御の字というひどい待遇です。
このような現実を伝えても「そうですか…日本人は全部自分で負担していますけどねぇ…」ですって。本当にわからん、正直無能…と思ってしまいました。
- 外国からはるばる働きに来ている。
- お金を稼ぐのが主目的。
- 稼げない場合は転職、あるいは失踪する可能性もある。
- 思うように稼げないと犯罪を犯す可能性もある。
技能実習生時代に「日本でそこそこ稼げる」と思っているのが特定技能希望者たちです。技能実習よりも稼げると思って、ふたを開けたら実習時代の3分の1か2分の1程度しか稼げないと知っていて応募するバカはいません。
しかもボーナスもなし。
頭悪いなあ…何年管理しているんだ?
私からその担当者には顧客ということも忘れて、厳しい現実を話しました。
だったら特定技能のうまみがないと思ったらしく「検討します…」だそうです。
外国人労働者だからと言って安く雇用できると思ったら大間違いです。
技能実習生にしても特定技能にしても。最賃の上昇、実習生たちも様々な情報を得ており、今までのような賃金で雇用するのは不可能です。
今回の募集内容で集まってくる人間は逆に怪しいですよ。
就職後にすぐに転職する可能性があります。帰国したくないから、とりあえず在留資格を得る。数か月適当に働いて転職です。
そんなことはちょっと労働者側の立場に立って考えればわかることです。