外国人技能実習生の愛人連れ込み問題

男性の中国人技能実習生が他企業の女性中国人技能実習生とお付き合いしておりました。お付き合いするのは一向に構わないのですが、問題は彼が女性を自分の宿舎に招き入れていること。この宿舎では2DKの部屋に3名の実習生が暮らしています。
同室の実習生からタレコミがありました。不満を私に訴えましたが、直接本人に言うのは辞めてほしいとも言われました。しかしながら、事実を知ってしまったら看過できません。

 

問題点:

  • 実習生Aが自分たちの宿舎に勝手に他人を連れ込んでいる。
  • 民間アパートとは言え、名義は会社で借りている。
  • 女性といちゃいついているため、同室の二名に与える印象は非常に悪い。
  • 風紀の乱れ。
  • どうやって本人に伝えたら良いのか。

ちょっと考えたら、大家さんがいるじゃないですか。大家及び近隣住民からのクレームがあったということで本人にぶつけてみました。それに、実習生の部屋から大きな物音が聞こえるなど、実際にクレームが来ていたので、それと絡めて伝えました。

Aは中国に妻子を残しています。また、浮気相手の中国人技能実習生も中国に夫と子供を残してきています。お互い割り切った上でのお付き合いなので、愛の逃避行(失踪)などは考えられないので、不純愛なのが不幸中の幸い。

純愛ですとより危険です。回りが全く見えなくなって彼女もしくは彼氏一筋となってしまい、仕事をサボってデートに行く、いくら止めても宿舎に招き入れるなど、過去に似たようなトラブルがいくつもありました。

本人を呼び出し

大家からクレームがあったと伝えました。大家は君が女性を自分の部屋に週2,3回のペースで招き入れている。本来3名が居住するという契約なのに、4名で居住するのは契約違反である。また、私達監理団体及び企業と君たちの間では、「原則、組合、企業以外の者を宿舎に入れない。やむを得ない事情があり、部外者を寝泊まりさせる場合は企業及び組合に相談すること」と伝えてある。今度部外者を入れた場合は、ルール違反(彼は過去に他にも2件ほど問題を起こしているため)をした場合は帰国処分とする。
本人は最初しらを切っておりましたが、徐々に事実を認め始めました。

もちろん、私は愛人を連れ込むなとは伝えませんでした。部外者を連れ込むなと。

「君にとってその女性がどれだけ大事かはわからない。個人的なことなので詮索はしない。だが、絶対に部外者を連れ込むな!もし、同じことをしたら帰国させるし、派遣機関に伝える。派遣機関に伝えるということの意味が…君にはわかるな?」

わかったと頷いておりました。

「会うのは構わない。ホテルでも、駅でも、街でも公園でも好きなようにしたらいい。でも、絶対に同室の実習生に迷惑をかけるな」

派遣機関に伝われば家族に伝わる可能性も大。中国人の男たちは浮気大好きですが、中国人女性は夫の不貞を絶対に許しません。日本人女性のように甘くありません。自分のメンツが潰されたと言って、自分の家族、夫の家族を引っ掻き回して糾弾します。

絶対に避けたいのが同室の中国人技能実習生同士で揉めないこと。お前がチクったのだろう!と思わせないように、あくまでも「大家から」という第三者からの指摘であることを、まことしやかに伝え指導しました。

あれから2ヶ月が経ちましたが、他の実習生にインタビューしたところ、彼は女性を連れ込んでいないそうです。継続して監視します。

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