時々ですがあるのです。
外国人技能実習生の女性と現場のパートのおば様たちとの対立。
私も学生時代に工場でアルバイトをした経験があります。某大手のパン屋さんでしたが、ベテランのパートのおば様の派閥ができていたり、若いパート、アルバイトの子が嫌がらせを受けたり、嫌味を言われたりと色々ありました。彼女たちは休憩時にはグループに別れてお菓子をわけあって食べています。時々おば様たちにおやつを献上すると、だんだん心を開いてくれるようになります。
若い男性とパートのおばちゃまってそれほど衝突しません。
若い女性とパートのおばちゃまの小競り合いはあります。
中国人実習生(女性)VSパートのおばちゃん
女性の中国人技能実習生たちがパン工場に配属され、そこでパートのおばちゃんとトラブルを起こしておりました。実習生は6名です。配属して半年以上経つと実習生たちも仕事に慣れてきて、どこで手を抜くかを覚え始めますし、仕事で使用する最低限の日本語だけ覚えて満足しはじめます。日本語を話さなくても中国人同士で仕事が回ってしまう。よって日本語がほとんど出来なくてもOKという環境に。
実習生陣営とパート陣営との関係がだんだんきな臭くなってきます。
パート従業員から色々なクレームが来ましたね・・・。
片方の言い分ばかりでは話しにならないので実習生からも事情聴取しました。
実習生たちの意見
以上です。
う~ん…。
よくありがちなことですよね。言った言わないの問題なのでなんとも言えませんので、実習生全体に今後気をつけるよう指導しました。
確かに中国人が集まって中国語しか話していないと不安になるでしょうね。疑心暗鬼が生じるので、職場ではなるべく日本人と話すこと。仲良くなっておけばお菓子をもらえたり、多少失敗しても許してもらえるんですよね…ぶっちゃけ。逆にこちらからお菓子を配るのも効果的です。おばちゃん達の間でもお菓子交換が行われていますし、同じものを食べる。食べ物を分け合うのは人間関係の良い潤滑剤です。
実習生たちは「~長」のつく人間は尊重しますが、若い職員や肩書のない人間については軽んじる傾向があります。ここは厳しく注意しました。
指示された時の態度ですけど、適当にうなずいたり、舌打ちする娘もいました。中国人って女性でも大きな音を立てて舌打ちする人もいますけど、日本でやると非常に行儀が悪く反抗的と捉えられます。モノの取り扱いについても乱暴です。投げたり、足でカートを押したりするので「日本でのNG行為」を時々指導して上げないといけません。中国人同士で働いているので、日本で働いているという意識が希薄になってきているのでしょう。
食事の仕方も汚いので注意しました。くしゃみについても、口を抑えないで「ヴァックショイッ」て爆音立てた後に「あ~」「あいや~」などというので、20代前半にしてオバタリアン…いやオッサン臭を放っています。これも厳しく指導。
企業の担当者へはパートさんの言うことだけ聞くのではなく、双方の意見もきくようお願いしました。しかし、「だって中国語分からんし、あの子たち日本語話さんでしょ」とのこと・・・こちらも指導はしますが、企業さんとしてもせっかく受け入れたのだから、何度も何度も話しかけて日本人職員との融和をはかってほしいもの。
ライン長たちとも話をしましたが「仲が悪いと思わなかった」「全然知らない」との回答でした。確かに女性同士は水面下でやり合うので男性が察知するのは難しいですよね。
巡回訪問ではパートさん、実習生両方の話を聞いてあげたいものですね。
お互い交流が深められるよう微力ながら力を尽くしていきたいです。