失踪そのものが犯罪だと突っ込まれそうですが。
ベトナム人技能実習生の失踪がヤフーニュースで大きく取り上げられ、不逞ベトナム人らによる集団窃盗事件などヤフーニュースの片隅に載っております。
うちの組合もベトナム人を受け入れておりますが、やはりポツポツ失踪しています。私はベトナム人よりもChina人技能実習生を管理してきた期間の方がはるかに長く、ベトナム人実習生の習性についてはまだまだ勉強中です。
組合や受け入れ企業によってベトナム人実習生が失踪する理由、経緯、パターンはそれぞれですが、今回はうちの組合のベトナム人技能実習生の失踪について書いて行きます。
やはり建設業に多いです。私は建設業を担当しておりませんが、ベトナム人同僚は突然失踪してしまう技能実習生に関し「逃げるに決まっている」と言っています。
原因は手取り額が１０万円程度。日本語が上手ではないため、日本人社員から冷たくあしらわれる。いじめに遭うなどです。
住環境は技能実習法の条件を満たして入るものの、日本人だったら住むのをためらうような古さです。
一人失踪すると二人、三人と次々と失踪していくことが多いです。５人受け入れて１年間で３人逃げてしまい、「残り２人も逃げるのは時間の問題」と担当者は言っておりました。
これは過去記事で書いたとおりです。派遣機関が儲けるために実習生から多額の出国費用をむしり取る（７５万円～２００万円）。借金返済に困った実習生は、実習先から姿を消して再就職する。
女性のベトナム人実習生が３週間のうちに６人失踪したことがあります。全員美人でした。失踪したうちの一人から連絡があり、水商売のお店で働いておりました。賃金は手取り２０万円以上もらっているとのことでした。失踪してからも堂々とフェイスブックで自分の成功談を語るふてぶてしさ、というか無邪気さは驚きました。China人の場合は逃げたらそれっきり。実習先の同僚を信じられないからか、微信のグループからも姿を消します。ネットでひけらかすとしてもおそらく匿名でしょう。
万引きで逮捕された技能実習生がおりました。在留期限はまだ過ぎていなかったので強制送還の対象にはならなかったようですが…監理団体である我々に警察署から連絡があり身柄を引き取ってほしいと。入管に突き出して処分を仰ぎましたが、入管も忙しいためこんな案件に関わっているのも煩わしかったのでしょう。即帰国させました。
失踪後、麻薬所持で逮捕された輩もおりました。詳細は省きますが…裁判所、警察と組合職員は数往復し決着をつけた後、帰国させました。
失踪した実習生が組合に連絡してきました。パスポートと現金を全額むしり取られたと。入管に出頭することを約束させた上で会ってみると、
「ベトナム人仲間で開かれているバクチで全額取られた。借金の担保としてパスポートを取られた。今働いている会社の賃金も安い。ベトナムに帰りたい」
現在進行中の案件なので詳細は省きます…。入管には即報告しました。というところで止めておきます。
彼の言い分によれば、ベトナム人マフィアが日本には多数潜伏しており、不法滞在者や実習生崩れを集めて賭場を開いているとのこと。中には強引に参加させられた人もいて、自分もそうだと（嘘くさい）。賭博の中身は丁半博打のような単純なもの。伝助賭博っぽいのもあるそうです…。
伝助賭博って…確か戦後在日朝鮮人たちが通行中の日本人を無理やり賭博に巻き込んで、金を巻き上げていたイカサマ博打じゃないか…。
それはともかく。
失踪したベトナム人技能実習生は窃盗、万引き、賭博など悪の道に転がり込んでしまう傾向にあります。まあ、不法滞在者の多くはそうでしょうけど。一度踏み外したらお天道さまの下では歩けなくなります。ましてや日本語だってろくすっぽ話せません。
年の瀬の失踪は絶対に嫌ですよね。。。