初めて外国人技能実習生を受け入れる企業さんは実習生が来るけど一体何をどうしていいのかわからず戸惑うこともあると思います。
組合さんからおそらく準備すべき備品等のご案内はすでに受けていると思いますが、参考までに一覧を載せておきます。
私は配属時、実習生達に食品の差し入れをしています。
配属前事前講習をしている学校から引率し、実習生宿舎のある町の市役所にて在留カードの住所変更を行ないます。時間があれば給与振込口座の通帳も作成してしまいます。
この時、宿舎近辺のスーパーや100円ショップを紹介しています。
配属翌日に安全講習、工場視察等勤務が始まるので、あらかじめ食料品は購入しておくと彼らも安心します。
私は業務スーパーなどで食料品を購入して上げます。恩を着せると言ったらあまりにもずるく感じますが^^;でも、出勤初日の新入社員を心から安心させる方法として、「ランチに誘う」があります。
出勤初日に優しく丁寧に仕事を教えてくれる人に対して、新入社員は当然感謝します。午前の仕事が終わり昼休みが近づいてくると「誰と食事しようかな。一人かな…」と不安になります。丁寧に教えてくれた先輩から「じゃあ、1時からまた仕事ね。もう昼休みに入っていいよ」と言われ、「お昼どこで食べようかな…」とポツンと取り残されてしまう。
この時、「一緒に昼食べようよ」と誘った人に対して、新人さんはものすごく好感を抱くのです。「一人でいた時にお昼に誘ってくれた人」=「良い先輩」としてずっと心に残ります。新人を食事に誘う時、特に初回は必ずおごってあげましょう。
出勤初日に新人に食事をおごる。これは後々のコミュニケーションを円滑にするための秘訣であります。外国人実習生にも当てはまるんですよね。
だから、私は配属初日にお米や小麦、野菜類、調味料、肉類…などを買ってあげます。4人で大体10,000円未満の出費ですが、後々の事を考えると安いものです。金やモノで釣っているように見えるかもしれませんが、そんなことはないんですよ!彼らも来日したばかりで懐が寂しいので、数日分の食料の心配をなくしてあげるのは大きな助けとなります。
企業さんにも勧めています。出勤初日は必ず実習生と一緒にお昼ごはんを食べてくださいと。ちょっとしたことですが、一緒に御飯を食べるだけで、この先お互い気持ちよく仕事ができますし、トラブルが発生する確率も減ります。