組合の腐敗が始まって久しく…

時効はまだ来ておりませんが、日記だと思って書いていきます。
うちの組合は3年前にとあるポンコツ組合を吸収しました。この組合の幹部が不正行為を行ったためにお取り潰しの目に遭い、傘下の企業は監理団体を失った形となり、我々の組合が吸収しました。

当初、この組合を吸収するにあたり喧々諤々の論争が行われましたが、結局吸収することになりました。
その組合の企業群の中には所謂「ブラック企業」もあり、このような企業を排除すべきだと主張しました。ところが、その組合も「全部まるごと受け入れなければダメだ」ということになり、あちらの意見を呑みました。

それから3年が経過。

建設系企業においては不正行為と思われる所業がちらほらと聞こえ始めました。
また、我々の組合の中に潰れた組合の元職員が4名入ったため、人件費もかさんでしまい、人数が増えても組合全体としての利益はそれほどでもない…という状況になりました。

挙句の果てにその組合の幹部に主導権を握られてしまい、監理に乱れが生じました。

爆弾を抱えてまで受け入れたのはなぜか?
なぜうちの組合の幹部が新参の吸収した元組合の職員(部長クラス)に遠慮するのか・・・?
おそらく手なづけられたのかと察します。

自分が持ってくる企業を受け入れてくれれば、キックバックマージンの分前をやるとかなんとか…。

あくまで憶測ですが、組合内の力関係や仕事の仕方を見ていたら察しが付きます。

吸収前はそれなりにコンプライアンスを重視していた上司も、吸収後はなんとなく弱腰になり。
あくまで噂ですが、拾ってきた組合の傘下の企業においては賃金未払いを始めとする火種を複数抱えているようです。

小さな組合の不正行為からの受け入れ停止は時折おこっているのでしょう。
小さい組合なので新聞沙汰にもなりません。現行制度であればきちんと厚労省のホームページに載るのでしょうけど。旧制度の頃はありませんでした。

吸収前も吸収後も我々の賃金は上がっていません。
実習生の数は増えたけど、職員の数も増えた。利益も増えていません。間違いなくいえるのはリスクだけが増したこと。

才谷大吾郎