ミャンマーのロヒンギャ族問題、最近メディアを騒がせていますよね。民主主義のかがみアウン・サン・スー・チーさんがパキスタン人のマララさんから批判され、国際的にもスー・チーさんに厳しい視線が注がれております。
ミャンマー国の端っこにいるロヒンギャ族が虐殺されている…。この記事を始めてみた時は、当然怒りを覚えましたし、ミャンマーだけでなく中共のウイグル、チベット、南モンゴル弾圧も報道しろよ!と思いました。ただ、ミャンマーに関しては疑問符が残るばかり。
国内がこんな事になっているのに、スー・チーさんは事態を知らない様子でした。とぼけているんだろうと思う人がほとんどだと思います。しかし、トボけたってとんでもない事態が起こっているわけだし、その場しのぎの嘘なんてついても仕方ありません。ニュースを見ていて本当にこの人は知らない、若しくは事実確認中なのかなと思いました。
で、うちの組合の参加企業で2社ほどミャンマー人技能実習生を受け入れております。彼らの日本語力は割合高く、通訳無しで巡回しても問題ないそうです。私の担当企業ではないのですが、ミャンマー人技能実習生を見てみたいと担当に頼んだら同行させてくれました。
3名の男性ミャンマー人技能実習生にロヒンギャ族について聞いてみました。
「今、ミャンマーは大変だけど、ご家族はお元気ですか?」
「ロヒンギャ族って何なの?」
幸い彼らの家族で内乱に巻き込まれている人はいませんでした。仕事での評価も高いし、来日して1年半にも関わらず割と話せます。同じ漢字圏である中国人技能実習生に、彼らの爪の垢を煎じて飲ませてあげたいほどでした。
ミャンマーの現状について聞いてみたら、
スー・チーさんについては批判的な事は言っていませんでしたし、特に好きとか嫌いはないようでした。
あまり政治的な事を聴くのもあれなので、サラッと聴いただけでした。
確かに、ミャンマーは昔軍事政権下だったけど、スー・チーさんがトップに立ち、民主化後は昔とは比べられないほど自由になった印象がありました。でも、軍事政権下だったくらいだから、軍が暴走してもおかしくないな~…なんて、報道を見ながら思いました。
でも、実習生の様子を見ると、
「いくらなんでも軍がそんな酷いことするわけないじゃないか」
と、政府軍による弾圧は批判していました。
そんな中、ミャンマー問題で検索していたらスクープ動画(無知な自分にとって)を発見。
保守系ジャーナリストの有本香さんです。
「ミャンマーで起きていること」というシンプル過ぎるタイトル。シンプル過ぎる故に謎めいております。動画をご覧いただければわかりますが、
現状、何がなんだかわからない状況です。ただ、ミャンマー政府が少数民族を弾圧しているという簡単な構図ではないようです。黒幕は一体誰なのか…聴いていて非常に不気味なニュース。有本香さんがおっしゃるように、確かに旧宗主国であったイギリスにきちんと整理整頓してもらうことが一番ですな。
それにしても、大東亜戦争当時、アウン・サン・スー・チーさんの父親が敗色濃厚の日本軍を裏切ったとは言え、今現在ミャンマー国民の多くは日本のおかげで独立できた。日本好き!ということを知って嬉しい限り。
ODAをもらってインフラ整備しても、日本の名前を一切出さない隣の大魔国とは大違いですな。
パキスタン領バローチスターン国がパキスタン政府から弾圧、虐殺されていることも報道してほしいです。パキスタン政府はイスラム過激派を焚き付けてバローチスターン人を弾圧しているようですが、パキスタン政府を援助しているのは中国。
小国や発展途上国で問題を起こさせて、そこに大国が介入し、大国同士の争いになるパターンになってしまうのか…。ミャンマー問題の真相は、欧米メディアからニュースを買っている日本メディアが明かすことは出来ないでしょう。やっぱり個人もしくはネット放送が暴いていくことになるかもしれません。