外国人技能実習生を受入れはじめて、同年数経った企業が複数ありますが、技能実習生の管理方法が洗練され、トラブルへの対処、常日頃の生活環境の管理、現場での指導がしっかりしている企業。また、逆に場当たり的で普段の管理は一切しない、トラブルは全部監理団体に丸投げという企業があります。
両社とも従業員規模は100人程度の企業です。
A社:
B社:
ある土曜日の朝、実習生担当の部長から、電話があり、
「才谷さん、実習生たちに庭の草刈りをするように伝えてよ。え?別に急ぎじゃないけどさ。実習生って日本語話せないんでしょ。え?分かる人もいる?いや~話すのも面倒だし、才谷さんから伝えてよ」
…。
日本語が上手い実習生もいます。彼に言えばすぐに済む話なのにわざわざ私に言わせる。次回の巡回の時に伝えますよ。と、適当に返事して終了。で、次回の巡回の日に庭を見てみたらモジャモジャw
ばっかじゃねーの?
私が来るまで一言も実習生に言わなかったのでしょうね。
仕事も同様。現場の職員によっては厳しい指導をされているようですが、多くは実習生達に対してろくすっぽ指導せず、間違いを指摘すらしない。指導する側が実習生のミスに目をつぶり、我慢に我慢を重ねた挙句、最終的に切れるというパターンです。実習生たちも自分たちがどうして怒られているか全くわからない。疑心暗鬼にかられている。
ケンカなどのトラブルが起こっても、一切立ち会わない。
現場の責任者は、プライベートのトラブルは知ったこっちゃない。まあ、たしかにそうですけど、生活指導員まで同じ理由でそっぽ向きますからね^^;トラブルに立ち会うのと立ち会わないのでは、全く違ってきます。
6年受け入れて全く成長していないのがB社。同じようなトラブルも起こりやすいし、起こるたびに慌てふためく。責任をなすりつける。
かたや、A社はトラブルに免疫がつくし、トラブルの処理についても前例に基づいて粛々と処理してくれます。監理団体ときちんと話し合ってくれるし、他社の例などと比較しながら解決に望みます。
B社のような企業はことを丸投げしておいて、責任転嫁、賠償まで求めてきます。外国人技能実習生を受け入れるのに、全く腰を据えていない。トラブルが続くと他の国の実習生を受け入れようとか、監理団体を変更しようという程度のことしか考えつかない。問題を一つ一つクリアーしていこうという気構えがない。
愚痴になっちゃっていますけど、受け入れるなら真正面から技能実習生と向き合って欲しいものです。