技能実習制度のイメージアップをはかりたい。技能実習適正化支援センター様

技能実習適正化支援センター様からのニュースレターです。
今回も素晴らしいないようのレターですので、下記の通り転載いたします。

技能実習制度の負のイメージばかりが報道されておりますが、確かに、優良企業の方が多いですね。悪徳業者とは取引しないこと。不正行為は隠蔽せずに、外国人技能実習機構へどんどん通報しましょう!

技能実習適正化支援センター
外国人技能実習制度を取扱う専門機関です。

ミャンマー送出し機関の職員が顔に引きつった笑いを浮かべて言いました。
「子どもに、お父さんは何か悪いことしているの?と聞かれた」と。
メディアは、センセーショナルに技能実習制度の批判をします。
賃金未払、人身売買、人権侵害など制度に批判的なニュースが多く、その影響もあり、制度の一般的な印象はあまり良くないと思います。
それが先の質問を送出し機関の職員の子どもにさせたのでしょう。
制度に携わっている人なら、本当はそれだけでなく、多くの監理団体や受入れ企業の努力によって、良い事例がたくさんあることを知っています。
「あなたは何も悪いことはしていないですよ」と言いかけて、言うのを止めてしまいました。
制度のイメージが悪いこと、そのように制度に携わる送出し機関の職員を悩ませてしまうことが少なからずショックで、声にならなかったのだと思います。
この世間一般の技能実習制度に対するイメージは、どうしたら良くなるでしょうか。
それは結局、世間の人が実際に技能実習生と会って話す機会を増やすことだと思います。
現実的には、会社に所属する技能実習生にとって、職場以外の時間を確保することは容易ではありません。
しかし、技能実習生の地域の祭りへの参加、ボランティア活動などの事例もありますし、それらの活動は技能実習3号に移行するための
「優良団体・優良企業」に認定される要素として評価されます。
世間の人が技能実習生と接することで、制度についてより知ることになり、いかに実習生が現場で活躍して頑張っているかを知ることになります。
そのことを知れば、簡単に「単純労働力」などとは言わなくなるだろうし、自分には到底できない技術を正に学びながら一生懸命に実習していることを知り、優秀な実習生に敬意を表することに違いありません。
制度は良いことばかりではないことは事実ですが、制度のイメージが少しでも現実に近づくことを願っています。
弊センターは、このようなバランスある視点で事業を展開しています。賛同してくださる監理団体は、お気軽にご連絡をお願いします。一緒に何ができるかを考えます。


1.イメージアップ作戦:技能実習生が学校に来る!

技能実習生を講師として、日本の地域の小中高の学校に派遣することが可能です。
学校側は、国際交流、グローバル教育の一環として、今後ますますパートナーシップ強化が重要となるアジア諸国について、外国人本人から学ぶ貴重な機会を探しています。
技能実習生は日本の学校運営などについて学ぶことができ、日本の子どもたちと交流をすることでリフレッシュします。
特に、技能実習生は「先生」を経験することで、自分の仕事や人生を考え直す良い機会となり、多くのことを学ぶことで、とても良い刺激となります。
例として、実習内容や製造する製品の紹介に加えて、母国の家族について、国事情の紹介などが人気です。ポイントは、実物を持参することと、児童・生徒が体験を通じて学べるように授業構成を工夫することです。
実習生は、準備をする過程で、日本のことのみならず自国のことも理解し直します。
そして、自分の地域の親善大使としての役割を認識し、意識改革を経て目覚ましく成長します。
実習生の化学反応に期待し、一緒に制度のイメージアップに挑戦してみませんか?


2.イメージアップ作戦:技能実習生が夢を語るビジネスコンテスト

技能実習生の多くは、若いです。そして、彼らは夢を抱いて来日します。
自分が将来どうなりたいか明確なビジョンを語ることができる人は少ないですが、母国と日本の両国を知っている実習生は、人が気付かないアイディアを持っています。
少子高齢化で危ぶまれる将来の日本を救うことができるのは、このような来日した外国人による発見と発想しかないと強く感じます。
実習生のビジネスコンテストを監理団体の主催で開催することが可能です。賞金を用意し、コンテスト優勝者には、その賞金を使ってアイディアを実現する資金としてもらいます。
同時に、実習生が受入れ企業の新しいビジネスパートナーになることを目指し、受入れ企業は将来の事業展開をしたたかに模索します。
聴衆として参加する市民からも、アドバイスや資金提供が期待できます。
実は、このビジネスコンテストの実施は、実習生の失踪防止対策として強力な機能も果たします。
実習生の夢と将来性に賭け、一緒に制度のイメージアップに挑戦してみませんか?

【発行元】

技能実習適正化支援センター URL http://www.titsc.org/

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