外国人実習生受け入れを赤裸々にっ!

外国人技能実習生の受入れで起こったトラブル、選抜方法、失踪、どんな監理をすればよいのか…すべて書きますっ!

実習生の管理 技能実習生の日本語教育

外国人実習生の給与がどうして低いのかを説明してあげる

企業により異なりますが、外国人技能実習生の賃金は最低賃金であることが多いです。

最低賃金が770円程度だとします。
彼らが日本に来てコンビニ、レストラン等でアルバイト募集の広告を見ると、高校生820円~、大学生・パート850円などと記載してあります。

また、同じ職場で働いているパートさんの賃金が850円、派遣社員が1000円など自分たちの賃金を上回っています。

「どうして自分たちの賃金は彼らと較べて低いのか?」

困る質問ですよね。

日本語ができないから時給が低いんだ!は理由にならない

私は以前質問された時に「日本語が下手だから賃金が安いんだ!」と回答していました。超乱暴です。でも、これって全然理由になっていませんよね?現場には、日本語がほとんど話せない外国人溶接工だっています。実習生だって2年もすれば仕事も日本語を覚えて、日本人の高卒社員を指導する人だって出てきます。

だから、「日本語が下手だから時給が低い」は理由になりません。

日本語検定2級とったし、現場も任され、日本人の指導もしているだから賃金を日本人と同じにしろ!と言われたら…言い返せませんよね。

受入れ側、実習生、どちらも言い分があります。

私は採用試験時、社員・パートと彼らの賃金の格差がどれくらいあるかを説明しています。

「時給にして50~100円の差がある。これでも行きますか?」

と、日本人より時給が低くても、本国の倍以上の賃金です。多少心に引っかかる物があったとしても、その場では「行きます!」と応えるでしょう。精神論もありますが、理由は下記のとおり説明しています。

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実習生の受入れにも費用がかかっているから

賃金、保険、年金以外にも費用がかかっている。往復渡航費、監理費、入国の費用、講習手当、講習費用等。彼らが入国するにあたって多くの時間と手間、費用がかかっていること。アパートの敷金礼金、家具をそろえる事など多くの出費がかかっているから。

と、説明していますが、人材を海外から招聘するのですから費用が掛かるのは当たり前です。理由としては弱いですね。

 

実習生は私費留学生と比べて恵まれている?

実習生は「1~3年間」という区切りでは私費留学生と較べて恵まれた環境にある
中国人留学生は最近お金持ちが増えてきたようです。
しかし、苦学して日本語学校、日本の大学に通っている人も数多くいます。

私費留学生の場合、最初の1年目は日本語学校です。
半年程度の生活費や学費は親がまかなってくれます。しかし、その後はすべて自分で賄わなければなりません。食費、寮費、学費、遊興費。アルバイト先を探す。午前中は日本語の講義、午後はアルバイトです。毎日ヘトヘトです。更に大学進学のための準備もしなければなりません。大学に進学できたら、今度はアパート探しです。中国人に部屋を貸してくれる大家も限られていますから、住居探しも彼らにとっては楽なことではありません。

ハングリー精神、学習意欲、アルバイトに耐えうる体力、学力がなければ日本での留学は成功できません。時給は実習生より高く日本人のアルバイトと同じです。しかし、彼らの日本生活2年目当たりまでは苦労の連続です。

方や、実習生は入国後学校で日本語の講習を受けます。
病気やケガをしても管理組合、日本語学校の先生が面倒を見てくれます。

配属後も家具が揃ったアパートが用意されています。
トラブルが起こり、日本語が下手でも、監理団体の人間が通訳してくれたり、労務関連で問題が起こっても仲裁に入ってくれます。

法律に守られながら実習を行います。

留学生のような高度な日本語を求められることもなく、日常会話すらろくすっぽできなくても無事に3年を終えることができる企業だってあります。

実習生達は留学生が羨ましいと言いますが、私は彼らに留学生の現状を説明して上げます。「君たちは留学生のような努力ができるのか?」と問うと「できない」と答えます。

「3年」という区切りを設けると自分たちの環境が恵まれていることに気づきます。

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中卒高卒の人間が母国の肉体労働者の平均賃金の倍以上稼げる

私は更に説明を続けます。
彼らの学歴やスキルでもって、国内で平均賃金の倍以上を稼ぐことができるのか?
できませんよね。できないから日本での実習を望んでいるわけです。外国人技能実習生の学歴についての記事でも書きましたが、貧しい中でも苦学して進学した人だっているのに、彼らは勉強が苦手だから、嫌だから勉強しなかったという人が大半です。

そんな彼らが努力もせずに、平均賃金の倍以上のお金を国内でかせぐことはほぼ不可能です。しかし、日本で実習を行えば本国と比べて倍以上の賃金を稼ぐことができ、自分で努力すれば日本語の修得だって可能なわけです。

自分の今までの人生を変えるチャンスです。
これを実習生たちにわかってもらえるように口を酸っぱくして説明しています。今まで勉強せず、努力を怠ってきた人達に与えられた大きなチャンスであることをわかってもらいたい。

実習生とのトラブル回避術!外国人技能実習生と採用時に実習生活での約束事を決めておけ!

出稼ぎのようにただ働いて、日本語も日本のことを全く理解しようとせず、3年間お金を貯めたとしても、家のローンや子供の養育費などに消えてしまいます。だったら日本語を覚えて、視野を広げて自分を成長させた方が大きな投資になります。

  • 実習してガッツリ稼ぐ。
  • 日本にいる間は日本語を一心不乱に勉強する。

何度も何度も擦りこむように説明しています。これを繰り返していると、10人中3~4人は日本語能力試験を受験しようとする人が増えてきます。

 

以上、長くなりましたが、私が実習生たちに「どうして自分たちの賃金が日本人よりも安いのか」に対する回答です。納得してくれる人、納得してくれない人両方いますが、これが現実です。




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