外国人実習生受け入れを赤裸々にっ!

外国人技能実習生の受入れで起こったトラブル、選抜方法、失踪、どんな監理をすればよいのか…すべて書きますっ!

企業の不正行為

実習実施機関(受入企業)の不正行為を止めろっ!

監理団体の役割とは…企業・実習生を監督、管理していくことです。
素行不良、勤務態度の悪い実習生を指導していく事はもちろん、受入企業が不正行為に手を染めようとしたら…全力で阻止、あるいは起こってしまった不正行為に対して厳格に対処しなければなりません。

私が遭遇した不正行為については残業代未払い、パスポート預かり、有給休暇を与えない、研修生時代の残業、労使協定の特別条項の時間を超過などなど。

実習生への賃金未払いブラック企業の社長と闘った結果

パスポート預かり

企業や監理団体が実習生の失踪防止のためにパスポートを預かることは言語道断です。失踪の防止としての特効薬を待遇を良くしてあげること。これしかありません。

それでも逃げる奴は逃げます。
例えパスポートを預かったところで、逃げようと算段している人は絶対に逃げてしまいます。

私が前任者から引き継いだ企業さんで、ものの見事にパスポートを預かっていましたw監理団体の職員としてはゴミみたいな前任者だったので、引き継いだ時は大変でしたよ。この人から引き継いだ会社はほぼ問題あり。っていうか、この当時うちが監理していた企業はどこも問題だらけでした。

「パスポートをすぐに返却してほしい」

担当者に言ったら怒られましたよ^^;
今まで預かっても良いと言い、「パスポート預かり証」なんて書式(JITCOのやつ)を渡してきて何を言うかっ!と。

法的に企業や組合が実習生のパスポート預かることは人権侵害に当たり、不正行為となってしまう。他企業の実習生は個人で保管している。入管に知られたら一発でレッドカードと伝えましたが、それでも聞き分けてくれません。

中部地方の遠い場所でしたがほぼ週1で通いながらお願いに上がっていました。

「返却して実習生が失踪したらどうするんだ!?」

「失踪したら誰が責任を取るんだ!?」

もちろん失踪する実習生が悪いわけですが…。失踪したことを入管に告げるのと、パスポートを預かっている事実が入管に知れること…天秤にかけた場合、言うまでもありません。パスポートを預かる方が命取りです。

労使協定の特別条項を越えて残業をさせていましたから、失踪の理由が「超過勤務長すぎ」と入管に判断されたら、失踪の原因が企業にあると思われてもしかたありません。

 

上述したように、パスポートを預かっても逃げる奴は逃げます。
それに加えて労働法違反も加わったらダブルパンチです。
いくら説得しても進展せず、結局折衷案を出しました。

  • 金庫を当組合で購入する
  • 実習生宿舎に設置してここに保管させる
  • 金庫のパスワードは企業の担当者と、実習生リーダー2人だけに知らせる

金庫買いましたね~^^;
1万ちょいくらいの価格でした。

大五郎がそこまで言うのなら…と、企業もしぶしぶ了承してくれました。
リーダー格の実習生が他の実習生にパスワードを教えてしまう可能性もあります。金庫からパスポートを取り出して逃げることも…。
なんて杞憂でした。未だに失踪はゼロ。

ちなみに、金庫で保管した期間は1年だけでした。
その後は各自で保管。失踪したり紛失したことは今まで一度もありません。

他の企業も同様です。
各自保管させても、「パスポートが手元にあるんで失踪しよう」と考える人は少ないでしょう。

  1. もっと儲かる不法就労がある。とにかく金のためなら何でもする
  2. 企業の待遇が悪い。
  3. 残業なし、休日が多すぎて収入が低い

との理由で逃げるのがほとんどです。

当時の法律では「不正行為が見つかり次第監理団体は入管にすぐ報告することの義務」という文言はなかったんですよね。出来たのはつい最近で2012年位だったけな…。当時は確か「監理団体の責任で持って監理しろ」みたいな感じでした…。

という訳で、企業訪問の際、パスポートの件についてどのように指導したのかをきっちり報告書として残し、もし、その企業に入管の臨検などがあった場合、組合のダメージを少しでも軽減させるよう守りに入っていました。

それと、企業が不正行為を行っていた場合、入管に連絡することも大事ですが、企業を訪問し直接指導、更に書面でもって改善するよう指導しましょう。入管が組合、企業を調べあげる際、この手の資料があるのと無いのとでは、組合への処分が大きく変わります。

  1. 不正行為を改善させるには、なるべく多く企業へ足を運ぶ。
  2. 書面で訪問記録を残しておく。
  3. 企業に対しては文書で指導、警告をする。

パスポートの件だけでなく、超過勤務に関する指導、賃金未払いなど。
これらも同様で書面にて記録を残しておくことです。


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